表を作るために、あらかじめ用意するものは、
- 段落スタイル
- セルスタイル
- 表スタイル
スタイルは、何度でも流用できます。
というか、何度でも流用してこそ、スタイルです。
①段落スタイルは、2種類
- 項目用
- ヘッダー用
②セルスタイルは、2種類
- 項目用
- ヘッダー用
③表スタイルは、1種類
スタイルは、何度でも流用できます。
正規表現は見よう見まね
表を作るために、あらかじめ用意するものは、
スタイルは、何度でも流用できます。
というか、何度でも流用してこそ、スタイルです。
①段落スタイルは、2種類
②セルスタイルは、2種類
③表スタイルは、1種類
スタイルは、何度でも流用できます。
文頭に記号か数字がついているときに2行目を1字下げするとは、下の赤、青、緑の箇所です。
ポイントは、
で、入力することです。
上の画像の赤の段落は、1行目は段落下げなし。2行目は1字下げです。
まず、文字組みを「1字下げ」のないものにします。
次に、インデントに本文の級数を入力します。
左/上インデント → 14Q
1行目左/上インデント → -14Q ※マイナス記号付きです
完成↓
1行目1字下げ2行目2字下げは、
左/上インデントに、 14Q*2 と計算式を入力し、 ※ * は × の意味です
1行目左/上インデントに、 -14Q ※マイナス記号付きです
完成↓
1行目2字下げ2行目3字下げは、
下のようにそれぞれ入力↓
完成↓
本文の1字下げは、
日本語文字組版で指定します↓
2字下げは、
「左/上インデント」に、本文の級数を単位付きで入力するだけです。
ここでは、「14Q」と入力しました↓
これだけ↓
3字下げするときは、14Q+14Qと式を入力します↓
自動で計算してくれて、3字分、頭が下がります。
〈インデント三部作の2〉文頭に記号か数字がついているとき、2行目を1字下げするインデントの方法
〈インデント三部作の3〉中途半端な場所にインデントを入れる方法
自動で、欧文泣き別れハイフンを入れる方法です。
まず、段落スタイルの「欧文泣き別れ」にチェックを入れます。
次に、段落スタイルの「詳細文字形式」→「言語」を日本語ではなく、
「英語」に変更します。それだけで、
ハイフンが入ります↓
手動の「-(ハイフン)」の入れ方です。
まず、段落スタイルの「日本語文字組版」の「欧文泣き別れ」にチェックを入れます。
下の矢印の泣き別れ箇所にカーソルを入れて、
「書式」→「特殊文字の挿入」→「ハイフンおよびダッシュ」→「任意ハイフン」です。
ハイフンが挿入されました。この任意ハイフンは意外に便利で、
組みが変わると、自動的に消えます↓
すごくないですか?
欧文泣き別れハイフンの自動化は→
InDesignの段落スタイルで、
①書体、級数、行間
②インデント
③先頭文字スタイルで、文字スタイルをあてます。
インデントの計算式は、
Aの式の値を「左インデント」へ
Aの値をマイナスにして、「1行目インデント」へ
動画の最後には、「左インデント」に数値を足して、全体を下げました。
丸付き数字の後ろだけ、字間を広げます(字送り500)。
文字スタイルを変更すると、書体や色替えも簡単です。
段落スタイルの正規表現スタイルは、便利です。
また、禅問答みたいなことを言います。
デザインは、デザインしたら負け。
意味を考えて、少しだけ施すという感じがいいです。
かっこよくしようとすると、かっこ悪くなります。
なにより大切なことは、
①見やすくすること
②修正しやすいように作ること。
索引で、説明します。
下は、同じ級数で同じ書体です。
ただ、文字を並べただけ。
この記事では、正規表現の意味については理解できなくていいです。
まず、項目とノンブルの間の字間を広げます。
作業時間を短縮するため、正規表現を使って一括処理します。
検索文字列と置換文字列の解説は、記事「検索置換の正規表現で、スペースを整理する。」です。
ほんの少しだけ、索引っぽくなりました。
ちょっとだけやんっ!って思うかもしれませんが、その「ちょっと」が大事です。
項目とページ数の間が広げすぎたので、リーダー罫線を入れます。
正規表現を使って、リーダー罫線の文字スタイルを一括処理します。
点線が入って、より索引っぽくなりました。
項目を探しやすいようにします。
五十音を左右中心揃えに。
必ず段落スタイルを使ってください。
少しだけ動きが出て、見やすくなりました。
さらに検索しやすくします。
五十音の書体を太くし、目立ちすぎないように級数を落とします。
このときの、目立たせたいけれど、やりすぎない謙虚な心が大切です。
アピールしすぎないこと!
次に、ページ数を読みやすくします。
このとき、段落スタイルの「正規表現スタイル」を使います。
自動で、ノンブル書体に文字スタイルがあたります。
この技を使っているデザイナーは少ないかも。調べてないけど。
ノンブル書体が、一瞬にして変化しました。
一瞬です!
ここまで進んで、初めてデザインについて考えます。
①もっとPOPっぽくしようか?
②逆に、アカデミックに地味にしようか?
③遊びを入れようか?
等々。。。
最後に、全体のレイアウトを考えます。
行間を増減したり、タイトルスペースを増減して、タイトルスペースを確定。
デザインに不慣れな人は、このタイトル「さくいん」からデザインをし始めて、不自然なものをつくりがちです。
ここで全体を眺めます。
ノンブルが目立ちすぎだなと思ったら、文字スタイルを修正するだけ。
どこを修正するにも、スタイルを直すだけで済みます。
簡単!
この手順で作業すれば、スペースの使い方に無理、無駄がありません。
全体の雰囲気も、クライアントの要望にあわせて、フレキシブルに変えられます。