〈タブの作りかた〉リーダー罫とカンマ揃い。リーダー罫の前後のアキ

タブの基本です。

ここで紹介するのは、3つ。

  1. リーダー罫
  2. リーダー罫の前後のアキスペース
  3. カンマ揃え

リーダー罫を使うなら、タブ用の段落スタイルを作ったほうがいいです。


リーダー罫は、文字とのアキが難しいです。

原稿にタブを入れます↓


リーダー欄に「…」や「・」を入れると↓


リーダーと文字のアキが揃いません↓


そこで、リーダー欄は空白のままにします↓

 


上の赤枠の箇所に、文字スタイルをあてます↓


文字スタイルは↓


しかし今度は、アキが狭い↓

以下をお読みください。


タブ用に新しく段落スタイルをつくります。

タブ設定で、

  1. 「小数点(または指定文字)揃えタブ」にチェックを入れて
  2. 揃え文字は「,(カンマ)」
  3. タブの位置を指定します。


「,(カンマ)」で揃いました↓


段落スタイルの正規表現スタイルで、文字スタイルのリーダー罫を指定します。

リーダー罫線が引かれましたが、前後の隙間が狭いです↓


リーダー罫の文字スタイルは↓


リーダー罫の前後にアキがなく、詰まって見えます。

そこで、段落スタイルの正規表現スタイルで、まず罫線の前を空けます↓


次に、罫線の後ろ


完成↓

本文中に枠囲みの文字を入れる

本文中に、枠囲みの文字を入れます↓


まず、枠囲みの文字を作ります。

①枠のサイズは、計算式で入力します。

W:14Q ×4

H:14 Q

②段落スタイルの注意点↓

③オブジェクトスタイルを使うこと


オブジェクトスタイルは下のように、チェックを入れてください。


枠囲み文字をコピーしてから、本文中の★印と置換します。


検索文字列 → ★

置換文字列 → ^c


★が枠囲み文字になりました。

ただ、本文文字との隙間がほとんどありません。そこで


オブジェクトスタイルを調整します↓

 


隙間が広がりました↓

文字スタイルを使って解決するときは、記事「インライングラフィックの前後のアキ調整」を!

特定の見出しだけ、自動でスタイルをあてる裏技

ものすごく便利な裏技があります。

本文スタイルをあてるだけで、自動で見出しにもスタイルがあたります。

ただ、特定の語句の見出しだけです。

例えば、「答え」とか、「ポイント」とか、「チェックしようとか」、定型の語句だけ。


本文の段落スタイルの「正規表現スタイル」を使います。

ここで特定の見出しの語句を登録するだけ↓

 

正規表現スタイル→ ^[修理のコツ|理解のポイント|試験に出る|簡単な覚え方].+\r


自動で、文字スタイルがあたりました↓


見出しの段落を下げないときは、文字スタイルを段落スタイルに換えます。

まず、見出し用の段落スタイルを作ります↓


検索と置換を使います↓

①と②は↓


段落がなくなりました↓

本文中の特定の語句だけ、自動的に書体を変える。例→カッコ内のア、イ、ウだけ、ゴシック体に

カッコ内のア、イ、ウだけ、ゴシック体に変えるとは↓


本文の段落スタイルの「正規表現スタイル」を使います。


正規表現は、

(?<=()[アイウエオカキクケコ](?=))

↑意味→直前に、直後に  がある「アイウエオカキクケコ」。


本文の段落スタイルを当てるだけで↓

ふた文字以上のア、イ、ウ、エ、オ、カ、キ、ク、ケ、コには、適用されません。

 

 

表の作り方その1〈準備編〉

表を作るために、あらかじめ用意するものは、

  • 段落スタイル
  • セルスタイル
  • 表スタイル

スタイルは、何度でも流用できます。

というか、何度でも流用してこそ、スタイルです。


①段落スタイルは、2種類

  • 項目用
  • ヘッダー用

       

②セルスタイルは、2種類

  • 項目用
  • ヘッダー用

③表スタイルは、1種類


スタイルは、何度でも流用できます。


 

〈インデント三部作の2〉文頭に記号か数字がついているとき、2行目を1字下げするインデントの方法

文頭に記号か数字がついているときに2行目を1字下げするとは、下の赤、青、緑の箇所です。

ポイントは、

  • 本文の級数
  • 計算式

で、入力することです。


上の画像の赤の段落は、1行目は段落下げなし。2行目は1字下げです。

まず、文字組みを「1字下げ」のないものにします。

次に、インデントに本文の級数を入力します。

左/上インデント → 14Q

1行目左/上インデント → -14Q ※マイナス記号付きです

 

完成↓


1行目1字下げ2行目2字下げは、

左/上インデントに、 14Q*2 と計算式を入力し、 ※ * は × の意味です

1行目左/上インデントに、 -14Q ※マイナス記号付きです

完成↓


1行目2字下げ2行目3字下げは、

下のようにそれぞれ入力↓

完成↓

 

〈インデント三部作の1〉1字下げ、2字下げ、3字下げ。簡単にインデントする方法

本文の1字下げは、

日本語文字組版で指定します↓


2字下げは、

「左/上インデント」に、本文の級数を単位付きで入力するだけです。

ここでは、「14Q」と入力しました↓

これだけ↓


3字下げするときは、14Q+14Qと式を入力します↓


自動で計算してくれて、3字分、頭が下がります。


〈インデント三部作の2〉文頭に記号か数字がついているとき、2行目を1字下げするインデントの方法


〈インデント三部作の3〉中途半端な場所にインデントを入れる方法