InDesign教室の卒業試験の解説〈Word編〉

卒業試験のWordの解説です。

ポイントは

①行頭のスペースを削除

②1行アキに、印をつける

③英数字、記号、かっこ類の全角半角を統一

④スタイルの色をつけて、スタイル漏れがないかチェック

原稿のかっこや記号には、半角と全角が混在しています。

下の動画では、半角のスラッシュを全角にします。

以下、半角()、ハイフン等、疑わしきものは検索してチェックしてください。

〈Word〉半角のスラッシュを全角にする

段落はInDesignで下げるので、行頭のスペースを削除します。

中央揃えをダブルクリックすると、行頭とお尻のスペースが消えます。

〈Word〉行頭のスペースを削除しました

1行アキの箇所に印をつける。

縦組みの場合、一度、すべての英語を全角に変換します。

〈Word〉すべての英語を全角にする

英文とURLだけ、半角に戻します。

〈Word〉英文、URLを半角にする

すべての数字を全角に変換します。

縦組みの二桁数字は、InDesign側でスクリプトで変換します。

※横組みでは、すべての英数字を半角にします(その後、ひと桁数字だけ全角に戻します)。

〈Word〉すべての数字を全角にします

スタイルに色を着けて、スタイル漏れがないかチェックします。

問題(InDesign教室)

本文組みのデザインをしてください。

  • 四六版縦組み、40字×15行、本文14級行間24歯、リュウミンR
  • 使用書体は、リュウミン、見出しはFOT-筑紫ゴシックPro、ノンブルはFutura

見出しの条件は、

  • 改見出し(改ページする見出しのこと)→5行とり
  • 中見出し→3行とり
  • 小見出し→前1行アキ

章扉のイメージは↓



そのほかの要素については、Word原稿で確認してください。


原稿は、下からダウンロードを。

本文原稿

図表原稿

イラスト、写真

Wordの「高度な選択と置換」の基本

任意の文字に色、下線、印をつける方法

Wordで、任意の文字に色、下線、印をつける方法

半角数字と全角数字を区別して選択する方法

Wordで、半角数字と全角数字を区別して選択する方法

行頭の数字だけを選ぶ方法(1行目だけ選択されません)

Wordで行頭の数字だけを選ぶ方法(1行目だけ選択されません)

複数の条件を指定して、その順番を入れ替えることもできます↓

あらいくん、まっさん、丁寧にWordのデータを作ると、InDesignに配置するだけで初校が出来上がります。

Wordの原稿をInDesignに配置すると、一瞬にして本文が組み終わります。

Wordの原稿をInDesignに配置して、本文組みの自動化

すごくないですか?

見出しとか、見出しの線とか、ルビやコラムの背景網までも、自動化できます。

ときどきバグるので、目視は必要だけど。

InDesignで不要なスペースを消したい。

InDesignで不要なスペースを消したい。

全部は無理なので、できるだけ。

下の原稿のスペース類は、

タブを除く全角スペースは赤、青は半角です。

検索と置換の正規表現で、『できるだけ』消します。

正規表現の解説です↓

(?<=[^\l\u])肯定後読み
[\l\u]ワイルドカードの欧文アルファベット文字
^除く
[^\l\u\t]+欧文アルファベット文字とタブを除くスペース(改行も含まれない
(?=[^\l\u])肯定後読み
参考サイト→https://scrapbox.io/ayato-p/%E6%94%B9%E8%A1%8C%E3%82%92%E9%99%A4%E3%81%8F%E7%A9%BA%E7%99%BD%E3%81%AB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81%E3%81%99%E3%82%8B%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E8%A1%A8%E7%8F%BE

選択されたのは↓

選択されなかったのは

①タブ

②英語と英語の間

③英語と日本語の間

完璧ではないです。

90点くらい?

けど、かなり不要なスペースを減らせました。

uchiの案は、([、-龠])(半角スペース)([、-龠])