使う機会の多い、見出しデザインその2
見出しの定型の語句が長いとき↓

下のデザインでは、味気ないです。

強制改行を使って2行にして、簡単な飾りを入れると、アクセントになります。

InDesignのスタイルの指定は↓
定型の語句を小さくします。
定型の語句に線を加えます。
調整します。
見出しの基本指定
使う機会の多い、見出しデザインその1
定型の語句「目標、結果、反省」がある見出しのときは、

定型句を囲むと、アクセントになります。

さほど難しい作り方ではありません。
まず、適当に見出しを作ります。
見出し作りの参考→https://design44.dtp.to/dtp/9979/
「段落の背景色」を使います。
調整をします。
微調整です。
〈Word〉不要な行のアキを削除します。
検索対象 | ^13{2,} |
置換後の文字列 | ^13 |

Wordのスタイルについて
Wordのスタイルです。
oh!のWord原稿を拝見していて、たいへんなことに気づきました。
3行のアキを指定しているスタイルなのに、アキがないのです。


1ページは15行です。

1行目に「3行アキ」の見出しを使うと

見出しの3行アキがないから、全体で18行あることになります。

本来は、3行のアキがなくてはならないのに。

スタイルを開き、

段落前の3行を、段落後の3行に変更します。

見出しの後に、3行空きました。

見出しが文中にくると、左の矢印部分が開くのが残念なんですが。

左の設定にすると、

見出しの前後のアキを揃えられます。ただ……

1ページにふたつ見出しが入ると、14行になってします。
文字が溢れるより、こちらのほうがいいと思います。
oh!の書籍を担当して(その2)
改行の記号なし 空白スペース スタイルの当てミス 不要なスペース 指示が丁寧すぎ、簡潔に。 指示が丁寧すぎ、簡潔に。 指示のない箇所 改行の記号がない 不要なスペースと、必要なスペース
縦組みのなかの英語と数字について。
縦組みのなかの英語と数字の扱いです。
縦組みでは、
英語 | 全角の方が圧倒的に多い | 半角はURLと英文だけなので少ない |
数字 | ふた桁数字のみ半角 | ほかは、全角 |
上の表のように、英語は全角が多いので、
- すべての英語を全角にする
- URLと英文だけ、目視で半角にする
記事は↓
数字も英語と同じような考えです。
- 一度、すべての数字を全角にします
- 目視で、ふた桁数字を半角にします。
ふた桁数字の探し方は↓
Wordで半角→全角、その逆の文字種変換をするときは、ショートカットキーが便利です。
以下は、今回44が修正した半角になっていた英語等です。
一部です。
oh!の書籍を担当して(その1)
今回のoh!のWord原稿は、わかりやすかったです。
ずいぶん助かりました。
例えば、1行アキに記号印があります。
そして、それをコメント機能で知らせてくれました。

インデントで調整する箇所にも、コメント機能のメモ。

そして、台割り。
台割りは、

コメントを入れるより、実際に改ページを入れたほうが間違いなく伝わります。
台割りにあわせて改ページすると、編集者も正確にページ数がつかめます。

けちけちしないで、どんどん改ページしてください。
oh!の書籍を担当して(44の仕事風景)
サイズを加えた図版の指示のしかた
図版が配置される箇所には、

例えば、
・半分スペースなら【図版半】
・1ページサイズなら【図版全】
とサイズ付きで指示すると、わかりやすいです。
このとき、【半図版】の“半”を前に持ってこないほうがいいです。
検索をするとき、“【図版”のほうが簡単だから。←意味、わかりますか?
不要なスペースの処理
Wordの原稿には、不要のスペースが多く含まれています。

44は、高度な検索と置換で記号「■」に置き換えて、見える化します。
下のようにスペースが必要な箇所は、手作業でスペースを入力します。

それ以外の不要な箇所は、

検索と置換で、削除します。
この方法は、早くて間違いが少ないです。
スタイルの当て漏れを探せ
44は、編集者からWord原稿を受け取ると、最初に、スタイルの当て漏れがないか調べます。
すべてのスタイルに色をつけます。
例えば、本文は緑色↓

見出しは紫色↓

赤い字には下線を加えたり、

最後に、黒い文字が残ったら、スタイルの当て漏れです。



編集者が編集するときも、スタイルに色をつけたほうが、間違いが減ります。