見出しに飾り枠を入れる方法(検索と置換でアンカー付きオブジェクトを配置する)

一括で、見出しの飾り枠を配置する方法です。

目次

  • オブジェクトスタイルを使う
  • ライブラリーへ登録
  • 検索と置換で一括で配置
  • 段落スタイルのオーバーライドを消去

①デザインします。

飾り枠はイラストレーターで作り、配置しただけです。

まだ、アンカーを付けません。


②オブジェクトスタイルを作って、あてます。


③ライブラリーに登録します。


④原稿に、記号をつけておきます。

ここでは★を使います。

 


⑤検索と置換です。

このとき、見出しの段落スタイルを指定します。

⑥アンカー付きオブジェクトとして配置されましたが、まれにレイアウトが崩れているときがあります。


⑦段落スタイルのオーバーライドを消去すると、


⑧修正されます。


全ページの見出しを一括で処理できます。

インデントの基本。1行目の頭を出すとき

1行目の頭が出る、インデントです。


まず、2行目の文頭の位置を指定します。

ひと文字ぶん下げるので、ここでは14級です。


段落全体が、ひと文字ぶん下がります。

 


次に、1行目の出っ張るぶんだけ、数字をマイナスをつけて入力します。

ここでは、ひと文字ぶんの14Qです。


これで完成。

1行目の頭が出ました。


おさらいすると、手順は

  1. まず、2行目以降の頭の位置を入力
  2. そこからどれだけ1行目の頭をだすか、入力

この順番が大切。

じゃないと、混乱しませんか?

InDesignにイラストを配置する一番簡単な方法

まずは、動画をどうぞ↓

InDesignにイラストを配置する一番簡単な方法
  1. カーソルを本文のなかでクリックしてから、
  2. イラストを「配置」します←これだけでアンカー付きオブジェクト
  3. 左右中心あわせは、行揃えをクリックするだけ。
  4. イラストの大きさは、「拡大縮小」にカーソルを置き、矢印キークリックすると、ちゃちゃちゃです。

本文中に、文字のあるIllustratorのマークを入れるとき、ふたつの注意点

本文中に、文字のあるIllustratorのマークをいれます。

面倒がないのは、

  1. アウトライン化
  2. オブジェクトスタイルを使う

例えば、下の4行で

オブジェクトの

  1. 回り込み
  2. オフセットの左右

を指定すると、

スタイルのあたっている文字の前後に、スペースを入れられます。

これは、とても便利!

下のサンプルの行は、グリッドに沿っています。

しかし、インラインのYオフセットを調整すると、

行送りが崩れます。

 

「行送りの基準位置」を「仮想ボディの中央」にすると、

アウトライン化されたマークの行だけ、グリッドに戻りました。

ということで、

  1. アウトライン化して
  2. オブジェクトスタイルを使うこと

ちなみに、アンカー付きオブジェクトにすると

マークと文字が重なります。

回り込みをしていても↓

これはいったいどういう理屈なんですかね?

オブジェクトスタイルを使うと、字間の調整が簡単です。

 

段落境界線の幅「テキスト」と「列」は、デザインに使えます。

段落境界線の幅には、「テキスト」と「列」の2種類があります。

これは、デザインに使えます。


まず、境界線。

幅は、「」にします↓


次に、境界線。

幅は、「テキスト」にします。


仕上がりは、


「左インデント」と「右インデント」を使えば、罫線の始まり位置と終わり位置も調整できます↓

InDesignで《》を使うと、こんなに便利!

InDesignでは、《》をよく使います。

というか、《》類がないと生きてけないくらい。


例えば下の原稿↓


検索置換は↓

検索文字列 → (《)(.+?)(》)

置換文字列 → $2

置換形式 → 文字スタイルを指定します。


結果は↓

これだけで十分感動していただけたと思うのですが、さらに細かく検索と置換ができます。


例えば、ゴシック体の行だけ、赤い文字にしてください。


ほれ、このとおり↓

このように、細かく指示ができます。

自動的に色や書体を変える方法

自動的に色や書体を変える方法です。

これは役に立つ機能です。

いろんな手法があります。

一番わかりやすいのは、かっこ()のなかだけを色文字にします。

例えばこれ↓


段落スタイルの正規表現スタイルに指示します。

「(」から「)」まで、青い色にしなさい、と。

テキストという箇所に入力する暗号が、正規表現と呼ばれる一種のプログラムです。

これについては44も勉強中なので、その都度、質問してください。


文字を入れるだけで、かっこ()とそのなかの文字は、自動的に青い色になります↓


数字だけなら↓


数字だけを色変えしなさい!

という指示です。

こうなります↓


かっこではなく、スペースを使うと↓

便利な具合を動画にしました↓


条件を工夫すると、好きなように文字スタイルをあてられます。

  1. かっこに挟まれているとか
  2. スペースや中黒、タブ以降の文字とか
  3. 数字だけ
  4. 英語だけ
  5. そのほか、知恵しだい

Wordの検索と置換《半角⇄全角》

Wordの検索と置換《半角⇄全角》です。


半角のカタカナを全角にします。

検索対象 → [、-ン]


半角カタカナ以外も選ばれましたが、気にせず↓


「全角」を指示します↓


全角のカタカナになりました↓


次に、全角の数字を半角にするには、

検索対象 [0-9] ※数字だけ全角入力、ほかは半角入力


全角数字が選ばれるので、「半角」を指定します↓


半角になりました↓


追記→Wordで、ひと桁の数字だけを全角にする方法


検索対象一覧です(参考サイト)↓

全角数字 [0-9]
半角数字 [0-9]
全ての数字(半角/全角)  [0-90-9]
半角英字 [a-zA-Z]
全角英字 [a-zA-Z]
全ての英字(半角/全角) [a-zA-Za-zA-Z]
全ての半角英数字(半角記号含)  [\!-~] ※参考サイト
全角英数字 [0-z] (又は[0-9a-zA-Z] 
全角文字(英数字以外。ひらがな/カタカナ/漢字/記号) [、-龠]
全角文字(ひらがな/カタカナ/漢字/記号/英数字)… [、-龠0-9a-zA-Z]
漢字 [一-龠]
日本語(全角英数除外) [、-龠]
日本語(全角英数記号、カナ含む) [、-ン]

イラストデータの確認

①解像度は、300〜350dpi

②モノクロなら、グレースケール。

③2色なら、CMYKカラー

④2色でブラックとシアンなら、マゼンタとイエローは白であることを確認

⑤2色のブラックとシアンで、ダメな例。

マゼンタとイエローにも、色がある↓

⑥上のダメな例で、マゼンタ版とイエロー版を抜いて印刷すると、墨線にシアンがかぶったり、墨が薄くなったりします。

こんな感じになるかも↓