【一発で初校を出す方法】Wordの見出しを、InDesignの見出しとリンクする/Wordの見出しとは

超簡単に初校を出す方法です。
Wordで付けたスタイルを、自動でInDesignの見出しとリンクすることができます。
つまり、WordのデータをInDesignに読み込むだけで、初校ができます。
Wordで編集するとき、CML専用の見出しをつけます。
例えば、下のような感じです。
「スタイルの変更」→「スタイルセット」のなかに、「CML専用」スタイルを作ります。

 
「CML専用」スタイルのなかに、

  • CML本文
  • CML強調
  • CML大見出し
  • VML中見出し
  • CML小見出し

等々、用意します。
これらのスタイルは、

  • いつでも大きさ、書体、色等の変更ができます
  • 名前を統一することが、大切なのです。

この共通スタイル名を、InDesignの段落設定とリンクさせることができます。
つまりつまり、いちいち段落設定を手作業で指定しなくていいのです。

  • ルビ
  • 本文中の強調(書体/色/斜体/級数)
  • 段落数種
  • キャプション

ま、できないこともあると思いますが、、、

【4】エクセルのデータを「配置」→ヘッダーの指定→整形

まず、エクセルのデータを「配置」します。

「読み込みオプションを表示」のチェックを忘れずに!


オプション画面では、あらかじめ用意した「表スタイル」を指定します。


データが読み込まれました。
表がページからはみ出します。けど、慌てないこと。


ヘッダー行を指定します。
ヘッダー行を選択して(文字ツールで左側を触ると、黒く反転します)、


「表」ー「行の変換」ー「ヘッダーに」と指示します。


表全体を選択し、左へ向かってカーソルを動かし左右幅を縮めます。


「位置」の右側の縦線を「SHIFT」をクリックしながら、左へ移動。「位置」欄が狭くなりますが、その分「コメント欄」が広がります。


出来上がり。

修正は、「段落スタイル」「セルスタイル」「表スタイル」を複製して、名前を変えてください。

【3】表スタイルひとつ。Excelのデータで表を作るとき、あらかじめ用意しておくべきこと

Excelのデータで表を作るとき、「表スタイル」を用意しておきます。

「表スタイル」で、セルスタイル、枠や罫線を指定します。

「表スタイル」ー「一般」で指定するのは、あらかじめ作成しておいたヘッダー行と本文行。

次に「表の罫線」を指定します→外枠の線のことです。

そして「行の罫線」→横線のことです。

次に「列の罫線」→縦線のこと

 
できあがりは、こんな感じです。

【2】セルスタイルふたつ。Excelのデータで表を作るとき、あらかじめ用意しておくべきこと

Excelのデータで表を作るとき、あらかじめ「セルスタイル」をふたつ用意しておきます。
44の基準は、

  • 本文用として(各項目という意味)、「本文/セルの余白天地2mm左右1mm」
  • ヘッダー用として、「ヘッダー/セルの余白天地2mm左右1mm」

セルスタイルの作り方は、

次に、

「セルの余白」を指定。 「テキストの配置」→セル内の天地の位置。

セルの余白とは↓
黄色が天地幅。緑色が、左右幅です。

修正はいつでもできるので、ここでデザインについて深く考えないほうがいいです。

【1】段落スタイルふたつ。Excelのデータで表を作るとき、あらかじめ用意しておくべき

InDesignで、エクセルのデータを使用して表をつくるとき、

  1. 「段落スタイル」を用意しておいたほうが、あとあと楽です。

44が用意している「段落スタイル」は、

  • ヘッダー用として、「10級/行間12歯/新ゴB」
  • 項目用として、「10級/行間12歯/新ゴL」

上記のふたつが、44の基準です。

黄色の部分が、ヘッダー。
青い部分が、本文(項目)です。

もちろん他のデザインにあわせて、段スタイルはいつでも臨機応変に変更してください。
 

柱の数字を自動的に表示、変更するのが「テキスト変数」という機能

柱がめまぐるしく変わる場合、「テキスト変数」という機能を使います。
柱の数字、文言を自動的に表示、変更してくれます。
これが正しく表示されないときは、余計なテキスト変数がどこかに潜んでいるケースが多いです。
テキスト変数を定義された文字スタイルを検索し、削除すれば解決。
文字スタイルの検索は、
http://www.dtp-transit.jp/adobe/indesign/post_1414.html
を参照。