⑥InDesignの段落スタイルでインデント、先頭文字スタイルで文字スタイルをあてます。

InDesignの段落スタイルで、

①書体、級数、行間

②インデント

③先頭文字スタイルで、文字スタイルをあてます。

インデントの計算式は、

Aの式の値を「左インデント」へ

Aの値をマイナスにして、「1行目インデント」へ

動画の最後には、「左インデント」に数値を足して、全体を下げました。

〈テキスト加工〉無駄なスペースを削除する/マーキングする

えてして、原稿には意味のない空白スペース(タブを含む)が入っています。

邪魔です。


検索置換で、空白スペースにマーキングします。

  • 検索文字列 \s
  • 置換形式 文字スタイル 下線Y100 ※下線のマーキングは便利。いつでも消去できます。

下の黄色の箇所は、マーキングされた空白スペースです。


まず、文頭のスペースだけを選択します。

検索文字列が ^\s だと、全部選ばれません。よーく見てください。黄色は、各行にスペースがひとつだけ。

検索文字列を ^\s+ に変更すると、全部選ばれました。

文頭のスペースを削除するために、

  • 検索文字列 ^\s+
  • 置換文字列 なにも指定しない

削除されました。


次に、文末のスペースを選びます。

検索文字列が \s\r だと、各行にひとつしか選ばれません。

そこで、検索文字列を \s+\r に変更すると、すべて選ばれたようですが、実は最後の行の文末は選ばれていません。そこで、

最後の行で、改行をいれます。

文末にある全部の空白が選択されました。

選ばれたスペースを削除するため、

  • 検索文字列 \s+\r
  • 置換文字列 \r

とすると、削除されます。


文頭のスペースと文末のスペースを削除したあと、

  • 検索文字列 \s
  • 置換形式 下線Y100

とすると、

文中のスペースが、マーキングされます。

必要なものもあるので、無駄なスペースは目視で探すことになります。

校正時、あるいは納品時に、文字スタイルの下線Y100の色を消しましょう

質問!数字と数字の間の点【.】だけを選択したい。

質問、ありがとう!

数字と数字の間の点【.】とは、半角入力のピリオドで、下の青い点ですね?

検索と置換の正規表現は、

  • 検索文字列 → (\d+)(.)(\d+)
  • (\d+) → 一桁以上の数字
  • 置換文字列 → $1・$3

検索文字列の意味は、一桁以上の数字と一桁以上の数字の間のピリオド

置換文字列の意味は、最初の条件「一桁以上の数字」と3番目の条件「一桁以上の数字」の間に、中黒を入れなさい! です。

この検索と置換にはポイントがありまして、

置換形式を、文字スタイル:M100としたことです。

そのため、置換後の文字はM100になりました。

数字と数字の間の【.】だけ中黒になっていて、

色が着いて目立つので、校正しやすいです。

ミスが減ります!


編集者に校正をだすときは、記事「便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック」をどうぞ!

 

便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック

検索と置換を使うとき、置換形式に文字スタイル:M100を使うと便利です。

置換結果が色表示されるので、校正しやすいです。

ミスが減ります!

編集者に校正を出すときは、文字スタイルの色を変更します。

文字カラーを「黒」に変更すると、

M100が黒になります。

Wordの高度な検索と置換で、第○章の行にスタイルをあてる方法

第○章の行に、スタイルをあてる方法です。

これを覚えると便利です。

原稿はこれ↓

検索対象 → 第[0-90-9]{1,2}章

「置換後の文字列」の空欄を触ってから、「スタイル」を選びます。

「書式」にスタイル名が表示されたところで、「すべてを置換」をクリック

スタイルが適用されました。

この適用されたスタイルを、InDesignのスタイルとリンクさせることができます。

自動リンクなので、早くて間違いがありません。