柱でテキスト変数を使っていますか?
テキスト変数のわかりにくいところは、改行です。
改行は、shift+returnを使います。
returnだけで改行すると、2行目は表示されませんから。
論より動画です↓
正規表現は見よう見まね
柱でテキスト変数を使っていますか?
テキスト変数のわかりにくいところは、改行です。
改行は、shift+returnを使います。
returnだけで改行すると、2行目は表示されませんから。
論より動画です↓
InDesignの段落スタイルで、
①書体、級数、行間
②インデント
③先頭文字スタイルで、文字スタイルをあてます。
インデントの計算式は、
Aの式の値を「左インデント」へ
Aの値をマイナスにして、「1行目インデント」へ
動画の最後には、「左インデント」に数値を足して、全体を下げました。
丸付き数字の後ろだけ、字間を広げます(字送り500)。
文字スタイルを変更すると、書体や色替えも簡単です。
InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のデザインをする。
段落スタイルの正規表現スタイルは、便利です。
InDesignの便利な機能です。
例えば、本文中の「CMP」という語句だけ強調したいとき。
段落スタイルの「正規表現スタイル」を使います。
えてして、原稿には意味のない空白スペース(タブを含む)が入っています。
邪魔です。
検索置換で、空白スペースにマーキングします。
下の黄色の箇所は、マーキングされた空白スペースです。
まず、文頭のスペースだけを選択します。
検索文字列が ^\s だと、全部選ばれません。よーく見てください。黄色は、各行にスペースがひとつだけ。
検索文字列を ^\s+ に変更すると、全部選ばれました。
文頭のスペースを削除するために、
削除されました。
次に、文末のスペースを選びます。
検索文字列が \s\r だと、各行にひとつしか選ばれません。
そこで、検索文字列を \s+\r に変更すると、すべて選ばれたようですが、実は最後の行の文末は選ばれていません。そこで、
最後の行で、改行をいれます。
文末にある全部の空白が選択されました。
選ばれたスペースを削除するため、
とすると、削除されます。
文頭のスペースと文末のスペースを削除したあと、
とすると、
文中のスペースが、マーキングされます。
必要なものもあるので、無駄なスペースは目視で探すことになります。
校正時、あるいは納品時に、文字スタイルの下線Y100の色を消しましょう。
索引を例に、無駄なスペースを整理します。
ノンブルの前の灰色のスペースは、
と混在しています。
これを
1/3スペース + 右インデント + 1/3スペース に置き換えます(索引と目次で役に立つテクニックです)。
黄色のスペースは、項目内なのであえて変えません。
検索と置換の正規表現は下の通り↓
検索文字列と置換文字列の意味は、
() →検索結果1
() →検索結果2
[] →いずれか
~( →全角スペース
+ →直前の文字が1回以上
\d →数字
\r →段落の終わり
置換文字列の意味は、
~3 →1/3スペース
~y →右インデントタブ
$2 →検索結果2
下の結果になりました。
A →黄色のスペースはそのまま
B →右インデントタブ
C →1/3スペース
1/3スペースを入れるのは、リーダー罫線と文字が近すぎるので↓
また、禅問答みたいなことを言います。
デザインは、デザインしたら負け。
意味を考えて、少しだけ施すという感じがいいです。
かっこよくしようとすると、かっこ悪くなります。
なにより大切なことは、
①見やすくすること
②修正しやすいように作ること。
索引で、説明します。
下は、同じ級数で同じ書体です。
ただ、文字を並べただけ。
この記事では、正規表現の意味については理解できなくていいです。
まず、項目とノンブルの間の字間を広げます。
作業時間を短縮するため、正規表現を使って一括処理します。
検索文字列と置換文字列の解説は、記事「検索置換の正規表現で、スペースを整理する。」です。
ほんの少しだけ、索引っぽくなりました。
ちょっとだけやんっ!って思うかもしれませんが、その「ちょっと」が大事です。
項目とページ数の間が広げすぎたので、リーダー罫線を入れます。
正規表現を使って、リーダー罫線の文字スタイルを一括処理します。
点線が入って、より索引っぽくなりました。
項目を探しやすいようにします。
五十音を左右中心揃えに。
必ず段落スタイルを使ってください。
少しだけ動きが出て、見やすくなりました。
さらに検索しやすくします。
五十音の書体を太くし、目立ちすぎないように級数を落とします。
このときの、目立たせたいけれど、やりすぎない謙虚な心が大切です。
アピールしすぎないこと!
次に、ページ数を読みやすくします。
このとき、段落スタイルの「正規表現スタイル」を使います。
自動で、ノンブル書体に文字スタイルがあたります。
この技を使っているデザイナーは少ないかも。調べてないけど。
ノンブル書体が、一瞬にして変化しました。
一瞬です!
ここまで進んで、初めてデザインについて考えます。
①もっとPOPっぽくしようか?
②逆に、アカデミックに地味にしようか?
③遊びを入れようか?
等々。。。
最後に、全体のレイアウトを考えます。
行間を増減したり、タイトルスペースを増減して、タイトルスペースを確定。
デザインに不慣れな人は、このタイトル「さくいん」からデザインをし始めて、不自然なものをつくりがちです。
ここで全体を眺めます。
ノンブルが目立ちすぎだなと思ったら、文字スタイルを修正するだけ。
どこを修正するにも、スタイルを直すだけで済みます。
簡単!
この手順で作業すれば、スペースの使い方に無理、無駄がありません。
全体の雰囲気も、クライアントの要望にあわせて、フレキシブルに変えられます。