InDesignで、一括でルビを入れる簡単な方法〈その1 インストールと変換方法〉

I一括でルビを入れる簡単な方法は、スクリプトを使います。

スクリプトはこちらからダウンロードでしました→「11)ルビ処理支援WORDコピペ版 – たけうちとおるのスクリプトノート

スクリプトをインストールする記事は→「InDesignにスクリプトを簡単に入れる(インストール)方法


下の原稿のルビを一括で変換します。

2種類のかっこがあることに注意してください。

テキストを選択してから、スクリプトをダブルクリックします。

ルビがふられました↓

ルビがひと目で確認できるように、M100にしました。←これ重要。

というのも、この方法にはひとつ欠点があります。

かっこの直前の漢字にルビがふられます。

つまり下の原稿は、

下の結果になります。

校正しやすいように、色をつけたほうがいいです。

 

⑥InDesignの段落スタイルでインデント、先頭文字スタイルで文字スタイルをあてます。

InDesignの段落スタイルで、

①書体、級数、行間

②インデント

③先頭文字スタイルで、文字スタイルをあてます。

インデントの計算式は、

Aの式の値を「左インデント」へ

Aの値をマイナスにして、「1行目インデント」へ

動画の最後には、「左インデント」に数値を足して、全体を下げました。

〈テキスト加工〉無駄なスペースを削除する/マーキングする

えてして、原稿には意味のない空白スペース(タブを含む)が入っています。

邪魔です。


検索置換で、空白スペースにマーキングします。

  • 検索文字列 \s
  • 置換形式 文字スタイル 下線Y100 ※下線のマーキングは便利。いつでも消去できます。

下の黄色の箇所は、マーキングされた空白スペースです。


まず、文頭のスペースだけを選択します。

検索文字列が ^\s だと、全部選ばれません。よーく見てください。黄色は、各行にスペースがひとつだけ。

検索文字列を ^\s+ に変更すると、全部選ばれました。

文頭のスペースを削除するために、

  • 検索文字列 ^\s+
  • 置換文字列 なにも指定しない

削除されました。


次に、文末のスペースを選びます。

検索文字列が \s\r だと、各行にひとつしか選ばれません。

そこで、検索文字列を \s+\r に変更すると、すべて選ばれたようですが、実は最後の行の文末は選ばれていません。そこで、

最後の行で、改行をいれます。

文末にある全部の空白が選択されました。

選ばれたスペースを削除するため、

  • 検索文字列 \s+\r
  • 置換文字列 \r

とすると、削除されます。


文頭のスペースと文末のスペースを削除したあと、

  • 検索文字列 \s
  • 置換形式 下線Y100

とすると、

文中のスペースが、マーキングされます。

必要なものもあるので、無駄なスペースは目視で探すことになります。

校正時、あるいは納品時に、文字スタイルの下線Y100の色を消しましょう