これから、InDesignの正規表現を勉強します。
Wordでは、ワイルドカードと呼ばれている機能です。
正規表現にはとても便利な魔法の呪文がたくさんあり、一括で
①語句を統一
②ルールを適用
③スタイルとデザインを施す
などの処理ができます。
WordとInDesignのリンクに欠かせない機能です。
最初に、紹介する呪文は、
\d (数字)
\D (数字以外)
[0-9] (半角数字)
[0-9] (全角数字)
例えば、下のような原稿があるとします。
この原稿から、数字だけを選びます。
検索と置換の正規表現は以下のとおり↓
赤い文字が、選ばれた数字です↓
正規表現について解説すると、
①検索文字列の \d は、数字を選びなさいという呪文です。
②置換形式の「文字スタイル:M100」は、選ばれた文字をM100にします。
文字スタイルを変えることによって、M100に色変えするのではなく、書体を変えることもできます。
結果↓
\d は、半角数字も全角数字も選びます。
下の原稿で、
検索と置換をかけると、
半角も全角も選択されて、色が変わりました。
ちなみに、呪文を \D とすると、
数字以外が選択されます↓
半角数字だけを選択するときは、
正規表現の呪文は、[0-9] です。
※全て、英語入力(半角)してください。
半角数字だけ選ばれました↓
逆に全角数字だけを選ぶときの呪文は、[0–9]
※赤い字の0と9は、全角数字で入力してください。
全角数字だけが選ばれます↓
ぜんぜん意味不明でしょうが、しばらく我慢してください。
もう少し基本的なことを紹介してから、仕事に役立つテクニックに入りますから。
いまはまだ、へー、そんなことができるんだ!の感想で。