行末の数字だけを選びます。
正規表現は、
検索文字列 → (\d+)\r
- (\d+) 一桁以上の数字
- \r 改行
- つまり一桁以上の数字と改行が並んだ箇所を選びなさい、という意味です
置換形式 → 文字スタイルを指定します
正規表現は見よう見まね
行末の数字だけを選びます。
正規表現は、
検索文字列 → (\d+)\r
置換形式 → 文字スタイルを指定します
文字の順番を変えることができます。
紹介する呪文は、
\d+ (一桁以上の数字)
+ (直前の文字が1回以上)
$1 (1番目にグループ化された文字列)
$2 (2番目にグループ化された文字列)
下の例文は、左側が数字、右側が性別です。
左側に性別、右側を数字に変えます。
検索文字列 → (\d+)(\D)
置換文字列 → $2$1
この魔法は、便利です。よく使います。
結果、
みごとに逆になりました。
ちなみに、(\d+) の + をつけないと、変てこりんになります↓
これから、InDesignの正規表現を勉強します。
Wordでは、ワイルドカードと呼ばれている機能です。
正規表現にはとても便利な魔法の呪文がたくさんあり、一括で
①語句を統一
②ルールを適用
③スタイルとデザインを施す
などの処理ができます。
WordとInDesignのリンクに欠かせない機能です。
最初に、紹介する呪文は、
\d (数字)
\D (数字以外)
[0-9] (半角数字)
[0-9] (全角数字)
例えば、下のような原稿があるとします。
この原稿から、数字だけを選びます。
検索と置換の正規表現は以下のとおり↓
赤い文字が、選ばれた数字です↓
正規表現について解説すると、
①検索文字列の \d は、数字を選びなさいという呪文です。
②置換形式の「文字スタイル:M100」は、選ばれた文字をM100にします。
文字スタイルを変えることによって、M100に色変えするのではなく、書体を変えることもできます。
結果↓
\d は、半角数字も全角数字も選びます。
下の原稿で、
検索と置換をかけると、
半角も全角も選択されて、色が変わりました。
ちなみに、呪文を \D とすると、
数字以外が選択されます↓
半角数字だけを選択するときは、
正規表現の呪文は、[0-9] です。
※全て、英語入力(半角)してください。
半角数字だけ選ばれました↓
逆に全角数字だけを選ぶときの呪文は、[0–9]
※赤い字の0と9は、全角数字で入力してください。
全角数字だけが選ばれます↓
ぜんぜん意味不明でしょうが、しばらく我慢してください。
もう少し基本的なことを紹介してから、仕事に役立つテクニックに入りますから。
いまはまだ、へー、そんなことができるんだ!の感想で。
いちいち、カーニングに-1000と入力するのは面倒です。
Wordでは、BMI=体重(kg)÷⾝⻑(m)2
上の文章の 2(⼆乗)を上付き⽂字にする方法です。
InDesignでは、検索と置換を使います。
すべての、2(⼆乗)が一括で変換されます。
これからみんなと一緒に勉強する、新しい本文組みについて説明します。
これが理解できないと先に進めないので、2、3回読んでください。
下のように、何の印もないテキスト原稿が入ったとします↓
プリントを見ながら、ひとつひとつ文字や文章に段落スタイルや文字スタイルをあてるのはたいへんです。
時間がかかるわりに、不正確です。
そこで44の目指す本文組みは、デザインを施す箇所に、目印として記号とカッコをつけます。
この目印が、InDesignで活きます!
※記号を付ける作業は、
①Wordの「高度な検索と置換」
②InDesignの「検索と置換」
のどちらかを使います。手作業はしません。
早くて正確なInDesignの技を使うためには、必要のない要素を削除しなくてはなりません。
まず、行頭のスペース。
昭和の編集者が、段落下げにスペースを使うので。
見出しの飾り枠をアンカー付きオブジェクトにするときのポイントです。
サンプルの飾り枠は、下のデザインの数字が入った四角と灰色の枠です。簡単なようで小さな落とし穴が多いです。