実践、表の作り方〈01〉段落スタイル

表の作成は、段落スタイルからはじまります。

段落スタイルは、あらかじめ予想される色と行揃え分を用意します。

今回は、赤い字からはじめます。

これが、段落スタイルの基準になります↓

グリッド揃えは、「なし」です↓

これは、「中央揃え」で↓

黒い字も↓

このとき、基準を「赤_中央」にします↓

「赤_均等左」を作ります←このネーミング、重要です

基準は、「赤_中央」↓

均等配置の左です↓

同様に、「黒_均等左」も作成します↓

いま作成した「黒_均等左」を適用すると、不具合がでます。

1行目をみてください。

「均等」になってしまうのです。

そこで、「黒_左」を作ります↓

適用すると↓

同様に、「赤_左」も作成します。

段落スタイルは6つになります。

段落スタイルの基準「赤_中央」に変更を加えると、すべてに反映されます。

基準の段落スタイルを変更すると、すべて変わる

ついでに、文字スタイルの「赤」を用意しておきます↓

続きは↓

ノンブルと柱だけのマスターページを作る

レイアウトが複雑なときは、ノンブルと柱だけのマスターページを作ります。

名前を「A-ノンブルと柱」にします。

次に、本文1のマスターページを作りますが、このとき「基準マスター」を「A-ノンブルと柱」にします。

記事「https://design44.dtp.to/dtp/8642/」のように、「マスターにテキストフレーム」のチェックを外しています(つまり、テキストフレームはありません)。

もうひとつ、本文2のマスターを作ります。

1と同様に、「基準マスター」を「A-ノンブルと柱」にします。

本文2は、わかりやすいように黄色を敷きました。

柱とノンブルの修正は、「A-ノンブルと柱」で行います。

自動的に、本文1と本文2でも修正されます。

InDesignの柱とノンブルのマスターを修正します

さて、次に

①本文のマスターにテキストフレームを入れてみます

②文字を流し込みます

③本文のマスターページで、レイアウトをいろいろと変えてみました

④テキストフレームは、ダブっていません。

InDesignのマスターページを変更する

オブジェクトスタイルの検索と置換

uchiからの質問の回答です。

残念ながら、完全解決ではありません。

ページが変更されて、

左右のページが入れ替わりました↓

この不具合を解決します。

検索と置換で、オブジェクトスタイルを変更します。

「検索と置換」→「オブジェクト」で下の赤囲みをクリックします↓

次に、「スタイルの編集」→「オブジェクトスタイルあり」をクリック↓

オブジェクトスタイルを選べます↓

同様に「置換オブジェクト形式」も↓

これで、オブジェクトスタイルを置換できます。

ただ、残念ながらダーシ「─」の位置が変わりません。

そこで、次の記事を↓

線ではなくダーシ「─」を使い、検索と置換で数字とダーシの位置を替える

下の記事の続きです↓

問題のキャプションを、

数字とスペースとダーシ「─」の組み合わせに変更します。

数字とスペースとダーシ

検索と置換で、数字とダーシの位置替えできます。

検索文字列→(\d.+)(~3)(─)

置換文字列→$3$2$1

数字とダーシを入れ替える

完璧ではないかもしれませんが、次回、役立つと思います。