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Wordで、不統一の見出し文を揃える《色編》
ポイント、ポケット、ポケポケ等々、表記がばらばらです。

該当箇所に色を付けます。

検索対象 → [、-龠]{2,}
オプション → 使った色を指定します。
置換後の文字列 → 重要事項
結果がわかりやすいように、赤色つけました。

統一されました↓

Wordで、不統一の見出し文を揃える《記号編》
ポイント、ポケット、ポケポケ等々、表記がばらばらです。

そこで、頭に記号★をつけます。

検索対象 → ★[、-龠]{2,}
置換後の文字列 → チェックポイント
結果がわかりやすいように色をつけます。

統一されました↓

この技を使える編集者って、いないかも。
Wordの高度な検索と置換のメモ。任意の文字を除く。
Wordの高度な検索と置換のメモです。
「動」の字を検索するとき、「動詞」の「動」だけ除きます。
Wordで、記号を頼りに空白行を入れる方法
★印の前に、3行の空白行を入れます。

高度な検索と置換の入力は、
検索対象 → (★*)
置換後の文字列 → ^p^p^p\1

★の前に、空白行が空きました。

これでめでたしめでたしと言いたいところですが、もし本文中にも★印があったら、

本文中の★印でも改行が入ってしまいます。

そこで、検索対象を変えます → ^13(★*)

本文中の★印では、改行が入りません。

ただ、先頭の★印にだけ、空白行が入りません。
そこは、我慢!
Wordで、本文中の★印で改行し、文頭の★印ではそのまま。
文頭の★印ではそのままで、本文中の★印でのみ改行します。
つまり、下の赤い★印で改行します。

高度な検索と置換は、
検索対象 → ([!^13])(★)
置換後の文字列 → \1^13\2

改行が入り、★印が文頭に来ました。

Wordで、空白の行を削除する。
Wordで、空白の行を削除します。

高度な検索と置換の指定は、
検索対象 → ^13{2,}
置換後の文字列 → ^P

空白行がなくなりました↓

Wordで、ひと桁の数字だけを全角にする方法
Wordで、ひと桁の数字だけを全角に変換します。
〈味噌→〉英文のなかのひと桁数字は、選択されません。

高度な検索と置換の検索対象は、
[、-龠][0-9][、-龠]

検索結果は↓

「文字種の変換」で、

ひと桁の数字だけが、全角になりました。

英文中の数字は、変わっていません。
けど、この方法には欠点があります。
で↓
ひと桁数字だけを全角にする動画↓
引用符(ダブルクォーテーション)は、書体によって形が違う件
縦組みでは、引用符(ダブルクォーテーション)が正しく表示されません。
ほかの形の引用符に変えます。

ややこしいことに、引用符は書体によって表示が変わります。
Wordの原稿で、2種類の引用符を使いました。

これをInDesignに配置すると、下のように変な具合になりますが、

実は、書体を変更するだけで、正しく表示されます。
リュウミンでは、問題なく表示されます。

ヒラギノ明朝を試すと、正しく表示されません。

引用符(ダブルクォーテーション)の解決策は、ふたつ。
- 書体を変える → 段落設定の正規表現スタイルで、自動的に変更
- 記号を変える → 検索と置換
根本的な解決策は、「InDesignで引用符をどうすればいいのか – ものかの」に詳しいです。
※44のバージョンはccではないので、試していません。
Wordの高度な検索と置換《超基本001》
Wordの「高度な検索と置換」は呪文のような記号で、魔法をかけます。
下の例文から、[ ]と[ ]に挟まれた文字を選択します。
[ ]は半角です。
この魔法は、とても役に立つ魔法です。
①「検索対象」に [ を入力しますが、検索されません↓
[ は、検索条件で使われる呪文なので、検索されないのです。
②そこで「検索対象」に呪文を足して \[ とすると、
[ が選択されました↓
\ は、検索対象であることを指示するための呪文です。
つまり [ ] を検索するには、呪文を足して、[ を \[ にし、] は \] です。
③「検索対象」に ? という呪文を足して、 \[?\] と入れると、
[ ] と [ ] に挟まれた文字がひとつだけ選択されます↓
\[?\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をひとつ、という意味です。
④「検索対象」に \[??\] と入れると、 [ ] と挟まれた文字がふたつだけ選択されます。
\[??\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をふたつ、という意味です。
? の数だけ、文字数が増えます。
⑤「検索対象」に \[???\] と入れると、 [ ] と挟まれた文字がみっつだけ選択されます。
\[???\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をみっつ、という意味です。
⑥「検索対象」に \[*\] と入れると、 [ ] と挟まれた文字が数に関係なく選択されます。
\[*\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をゼロ以上、という意味です。
上の赤い枠で囲まれた箇所は、文字がないのに選択されました。
Wordの高度な検索と置換は、InDesignの正規表現と似ています。
本文組みで活躍する技です。
まとめ
- [ ] のように、選択されない記号がある。
- 選択されない記号には、前に \ をつける。例)\[
- ? → 任意の文字をひとつ ※任意の文字とは、なんでもいいから文字、という意味です。
- ? の数だけ、選択される文字が増えます。
- * は、任意の文字をゼロ以上、という意味です。
? * \ のような呪文を使って、高度な検索と置換をするという話なんですが、わかりますかね?
いまはまだ、雰囲気だけを感じてください。