〈InDesignの地図〉⑨下線/⑩強調

下線、強調などの文字スタイルは、検索と置換で一括変換します。


該当箇所をかっこ ⊆⊇≦≧∈∋⊂⊃ 類で挟みます。

例えば↓


検索と置換は↓

 


結果↓


検索と置換は保存できます。

マークをクリックして、名前をつけて、OKをクリック↓


超便利だけど、少しだけ高度な技


「クエリ」をクリックすると、さきほど保存した「下線」を選べます↓

クエリをたくさん保存して、一発ですべてを変換することもできます。

記事→「見出しの頭に記号を付けて、段落スタイルを作って、正規表現を使った検索と置換をスクリプトに入れて、一括で変換することの気持ちのいいこと。

〈InDesignの地図〉⑦対談/⑧:の位置を揃える

AとBのふたつの方法があります。

最初はA、慣れたらBを使ってください。


A. 対談用の段落スタイルを作り、正規表現スタイルを使います。

文頭の「:」のつく名前だけ、文字スタイルがあたります↓


正規表現スタイルは↓


文頭の名前にだけ文字スタイルがあたりましたが、「:」のラインが揃っていません↓


「:」を揃えるための文字スタイルを用意します↓


対談用の段落スタイルの正規表現スタイルに、新しく↓


「:」 のラインが揃いました↓


検索と置換方式↓


B. すべて、本文の段落スタイルをあてます↓

 


検索と置換をします↓


該当行にだけ、対談の段落スタイルがあたります↓

〈InDesignの地図〉⑥条件語句に文字スタイルをあてる

条件語句とは、例えば本文中にある

1,234円のような金額だけに文字スタイルがあたります↓

お尻に「円」がつかない数字、数字のつかない「円」は選ばれません。


本文の段落スタイルの正規表現スタイルの機能です↓

テキスト欄→ (?<=.)[\d,]+円(?=.)


ほかにも、「君」付きの「佐藤」だけを選ぶとか↓

〈InDesignの地図⑤〉ルビ

Wordの原稿のルビは↓


テキストに変換すると、半角のかっこで挟まれます↓


そのテキストファイルをInDesignに「配置」すると↓


半角のかっこで挟まれたまま↓


文章を選択し、スクリプトをダブルクリックします↓


かっこが消えて、ルビになります↓


詳しい記事は→「InDesignで、一括でルビを入れる簡単な方法〈その1 インストールと変換方法〉

〈InDesignの地図〉①見出しのオブジェクト②見出し

〈InDesignの地図〉

①見出しのオブジェクト

②見出し

あらかじめ、オブジェクトをライブラリに登録してください→記事「オブジェクトをライブラリに登録し、ライブラリから定位置に配置します。


見出しの頭に記号「★」をつけます↓


ライブラリからオブジェクトを出し、コピーします↓


検索と置換をします↓


見出しにオブジェクトが配置され、見出しの段落スタイルがあたりました。

しかし、見出しの行間が狭い↓


見出しの段落スタイルで、段落前のアキを調整しました。

1行目の見出しは、位置が変わりません。


次の見出しも検索と置換です↓


段落スタイルが適用されました↓

オブジェクトをライブラリに登録し、ライブラリから定位置に配置します。

アンカー付きオブジェクトオプションで位置を確定します↓


オブジェクトスタイルを作ります↓


アンカーを解除し↓


Shiftを押しながら、ライブラリーへドラッグ&ドロップ↓


ライブラリの使い方


文頭にカーソルを置き、controlを押しながら「アイテムの割り付け」↓

 


オブジェクトが定位置に配置されました↓

〈タブの作りかた〉リーダー罫とカンマ揃い。リーダー罫の前後のアキ

タブの基本です。

ここで紹介するのは、3つ。

  1. リーダー罫
  2. リーダー罫の前後のアキスペース
  3. カンマ揃え

リーダー罫を使うなら、タブ用の段落スタイルを作ったほうがいいです。


リーダー罫は、文字とのアキが難しいです。

原稿にタブを入れます↓


リーダー欄に「…」や「・」を入れると↓


リーダーと文字のアキが揃いません↓


そこで、リーダー欄は空白のままにします↓

 


上の赤枠の箇所に、文字スタイルをあてます↓


文字スタイルは↓


しかし今度は、アキが狭い↓

以下をお読みください。


タブ用に新しく段落スタイルをつくります。

タブ設定で、

  1. 「小数点(または指定文字)揃えタブ」にチェックを入れて
  2. 揃え文字は「,(カンマ)」
  3. タブの位置を指定します。


「,(カンマ)」で揃いました↓


段落スタイルの正規表現スタイルで、文字スタイルのリーダー罫を指定します。

リーダー罫線が引かれましたが、前後の隙間が狭いです↓


リーダー罫の文字スタイルは↓


リーダー罫の前後にアキがなく、詰まって見えます。

そこで、段落スタイルの正規表現スタイルで、まず罫線の前を空けます↓


次に、罫線の後ろ


完成↓

〈中途半端な記事〉見出しの段落スタイルをつける順番

3つのタイプの見出しの段落スタイルをつけます。

  1. 扱いの小さい見出しから、級数だけで強弱をつける
  2. 書体を変える
  3. 飾りオブジェクトや罫線等は、最後に

まず、すべてのテキストに段落スタイルの「本文」をあてる。


3種類の見出しに強弱をつけます。

このとき、強弱の弱いものからデザインを施したほうが、混乱しにくく迷いにくい。


いつでも修正できるので、大雑把に↓


大きな見出しのデザインをします。

文頭に★マークを入れて、オブジェクトをコピーします↓ 


検索と置換をします↓


オブジェクトのアンカーの位置を調整します↓


オブジェクトと見出しの間を調整します↓


大見出しは、下のような出来上がり↓


次に中見出し。

段落境界線を入れて、左インデントを調整します。


見出しにインデントを入れます。


小見出しの「段落前のアキ」を広げます↓


とりあえず、こんな感じ。

ざっくり作業して、あとで修正する感じで↓


小見出しに数字を入れます。

番号は、オートメーションです←詳しい記事

ポイントは、番号の文字スタイル名のお尻に「ナンバリング」と入れること↓


小見出しの文頭に記号「◉」をつけます。

オブジェクトをコピーして、


ひとつめの記号「◉」だけ、検索と置換をかけます。

 


オブジェクトの位置を修正↓


位置修正が終わったら、オブジェクトスタイルに登録↓


オブジェクトをコピーして、検索と置換をします↓


見出しのインデントを修正↓

 


オブジェクトをコピーしてから、検索と置換で一気に変換します。


オブジェクトが入りました。

スクリプトをダブルクリックし↓

  


設定したのち、OKをクリック↓


ナンバリングされました↓