あらかじめ、本文の段落スタイルは、2種類用意します←中黒用として

44は、本文の段落スタイルを作るとき、あらかじめ中黒用も用意します。

ふたつの違いは、段落の処理です。

通常の本文は、1字下げ。

中黒用は、

①1行目は、1字下げをしない

②2行目は、1字下げ

段落スタイルの設定は、

基準を「本文」にしておくと、万が一、本文の書体が変更したときに反映されます。

1行目は1字下げをしないので、文字組みは「なし」←下げのないもの

インデントを指定します。

入力は、本文級数+単位。

質問→2つの段落スタイルを作る方法しか浮かばない

まず、確認です。

下の囲みの質問文について。

編集の方から「2行で」と指定されていた場合、

・1行で収まるときの、2行取りの大見出し ←A

・2行になるときの、1行取りの大見出し ←B

具体的には、下のABのケースですか?

下の質問文の

2つの段落スタイルを作る方法しか浮かばない

新しい記事「段落行取りを使った、見出しの段落スタイルの作り方」を書きましたが、参考になりますか?

それとも、的を得ていませんか?

また、

画像のように2行見出しで作ったものを改行すると4行に増えてしまいます。

行取りを変えてしまえば他の1行のものがずれてしまったりと、

どうしたらいいかわからなくなりました。

もしかして、下のような全体で4行幅のとき、

3行幅に減らしたいということでしょうか?

段落スタイルと文字スタイル

①段落スタイルだけで、文字スタイルのない例↓

②段落スタイルをあててから、数字にだけ文字スタイル↓

上の場合、手動で文字スタイルを当てません。

自動化します。

段落スタイルに「正規表現スタイル」を仕込みます。

段落スタイルをあてると、自動的に、文字スタイルが反映されます。

InDesignの段落スタイルで、正規表現スタイルを使うと便利です。

もし、数字が文字化けしたら、

数字が全角だからです。

半角数字に打ち直せば、正しく表示されます。

InDesignの検索置換の例→特定の文字の前の文字に、文字スタイルをあてます。

下の例では、μ と前の文字との間隔が広いです。

手作業hでは時間がかかるので、検索と置換で一括で狭めます。

μ の前の文字に「字間を狭くする」文字スタイルをあてます。

検索と置換の正規表現で、「肯定先読み」というテクニックです。

文字スタイル「字送り」の設定は、

字間が詰まりました。

条件がはっきりしていれば、検索置換の幅が広がります。

面倒な修正があれば、相談してください。

1時間かかる作業が、1分で終わるかもしれません。

文字の前後のアキが揃わないとき

文字の前後のアキが揃わないときとは、下の「こ」の赤い線のあたりです。

文字前、文字後のアキ量をベタにすると解決します←100%ではないけれど

ちなみに、段落全体を「ベタ」にすると、行末が揃わないことがあります。

改行する見出しのデザインをしながら、段落スタイルを作る方法。

改行する見出しの段落スタイルの作り方です。

赤い字が、見出しになります。

それぞれに、段落スタイルをあてます。

このときは、本文と同じ級数書体です。

見出しのスタイルはふたつとも、文字組みは段落下げのないものを選びます。

ここでは、「なし」を選択しました。

グリッド揃えは、「なし」。

揃えは、「左/上揃え」です。

大雑把に、級数を変えます。

行間を調整します。

大事なこと→改行するときは、Shift + return (enter) です。

InDesignの見出しの作り方(改行する見出し)

このあと、級数や書体等の調整をしてください。

行頭の中黒「・」を天地左右の中心に揃える。

行頭の中黒「・」が、天地中心に揃っていないときは、

「文字組み」を「なし」にします。

中黒「・」が天地中心に揃います。

文字組みで調整するときは↓

2行目のインデントは、

本文級数を単位をつけて入力します。

ひと文字ぶん、下がります。