質問!数字と数字の間の点【.】だけを選択したい。

質問、ありがとう!

数字と数字の間の点【.】とは、半角入力のピリオドで、下の青い点ですね?

検索と置換の正規表現は、

  • 検索文字列 → (\d+)(.)(\d+)
  • (\d+) → 一桁以上の数字
  • 置換文字列 → $1・$3

検索文字列の意味は、一桁以上の数字と一桁以上の数字の間のピリオド

置換文字列の意味は、最初の条件「一桁以上の数字」と3番目の条件「一桁以上の数字」の間に、中黒を入れなさい! です。

この検索と置換にはポイントがありまして、

置換形式を、文字スタイル:M100としたことです。

そのため、置換後の文字はM100になりました。

数字と数字の間の【.】だけ中黒になっていて、

色が着いて目立つので、校正しやすいです。

ミスが減ります!


編集者に校正をだすときは、記事「便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック」をどうぞ!

 

便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック

検索と置換を使うとき、置換形式に文字スタイル:M100を使うと便利です。

置換結果が色表示されるので、校正しやすいです。

ミスが減ります!

編集者に校正を出すときは、文字スタイルの色を変更します。

文字カラーを「黒」に変更すると、

M100が黒になります。

Wordの高度な検索と置換で、第○章の行にスタイルをあてる方法

第○章の行に、スタイルをあてる方法です。

これを覚えると便利です。

原稿はこれ↓

検索対象 → 第[0-90-9]{1,2}章

「置換後の文字列」の空欄を触ってから、「スタイル」を選びます。

「書式」にスタイル名が表示されたところで、「すべてを置換」をクリック

スタイルが適用されました。

この適用されたスタイルを、InDesignのスタイルとリンクさせることができます。

自動リンクなので、早くて間違いがありません。

〈正規表現の勉強〉数字を選ぶ

これから、InDesignの正規表現を勉強します。

Wordでは、ワイルドカードと呼ばれている機能です。

正規表現にはとても便利な魔法の呪文がたくさんあり、一括で

①語句を統一

②ルールを適用

③スタイルとデザインを施す

などの処理ができます。

WordとInDesignのリンクに欠かせない機能です。

 

最初に、紹介する呪文は、

\d (数字)

\D (数字以外)

[0-9] (半角数字)

[0-9] (全角数字)

 

例えば、下のような原稿があるとします。

この原稿から、数字だけを選びます。

検索と置換の正規表現は以下のとおり↓

赤い文字が、選ばれた数字です↓

正規表現について解説すると、

①検索文字列の \d は、数字を選びなさいという呪文です。

②置換形式の「文字スタイル:M100」は、選ばれた文字をM100にします。

文字スタイルを変えることによって、M100に色変えするのではなく、書体を変えることもできます。

結果↓

\d は、半角数字も全角数字も選びます。

下の原稿で、

検索と置換をかけると、

 

半角も全角も選択されて、色が変わりました。

ちなみに、呪文を \D とすると、

数字以外が選択されます↓

半角数字だけを選択するときは、

正規表現の呪文は、[0-9] です。

※全て、英語入力(半角)してください。

半角数字だけ選ばれました↓

逆に全角数字だけを選ぶときの呪文は、[]

※赤い字の0と9は、全角数字で入力してください。

全角数字だけが選ばれます↓

ぜんぜん意味不明でしょうが、しばらく我慢してください。

もう少し基本的なことを紹介してから、仕事に役立つテクニックに入りますから。

いまはまだ、へー、そんなことができるんだ!の感想で。

 

 

WordのルビをそのままInDesignで表示する方法

WordのルビをそのままInDesignで表示することができます。

Wordの文章を

InDesignに「配置」します。

それだけです↓

ただ、これはプレーンテキストではないので、次に紹介する手法が現実的です。


もし、ルビが少ないなら、Wordの文章をテキスト保存します。

ファイル形式を、プレーンテキストにします。

エンコード方法は、その他→Unicode(UTF-8)

変換されたテキストでは、ルビは括弧に挟まれました。

プレーンテキストをInDesignにデザインに読み込むと↓

検索と置換で、

①ルビに色をつけます

②括弧 ( ) を削除します

赤い文字を目印にして、手作業でルビをふります↓

あるいは、スクリプトを使います(簡単)↓

記事「InDesignで、一括でルビを入れる簡単な方法〈その1 インストールと変換方法〉

テキスト加工の一覧表

削除

行頭のスペースを削除する Word→
InDesign→
不要な1行空きを削除する Word→
InDesign→

半角全角の統一 ※縦組みと横組みの違いに注意

 数字 Word→
InDesign→
 英語 Word→
InDesign→
 記号(:;/?!”#$%&’_=~|………….たくさんあります) Word→
InDesign→
 カッコ(《》「」〈〉⊆⊇≦≧∈∋⊂⊃………….たくさんあります) Word→
InDesign→

記号を付ける

見出し/箇条書き Word→
InDesign→
検索と置換のスクリプトで、見出しを一括変換
強調文字/アミ/下線/上付き(下付き)文字 Word→
InDesign→
コラム等、本文以外の文章 Word→
InDesign→
1行空きと改ページ Word→
InDesign→