記事「引用符(ダブルクォーテーション)は、書体によって形が違う件」から続きます。
ヒラギノ明朝では、引用符(ダブルクォーテーション)は正しく表示されません。

自動的に、リュウミンの文字スタイルがあたり、引用符(ダブルクォーテーション)が表示されました。

記号を変える解決策は、「検索と置換」
正規表現は見よう見まね
記事「引用符(ダブルクォーテーション)は、書体によって形が違う件」から続きます。
ヒラギノ明朝では、引用符(ダブルクォーテーション)は正しく表示されません。
自動的に、リュウミンの文字スタイルがあたり、引用符(ダブルクォーテーション)が表示されました。
記号を変える解決策は、「検索と置換」
縦組みでは、引用符(ダブルクォーテーション)が正しく表示されません。
ほかの形の引用符に変えます。
ややこしいことに、引用符は書体によって表示が変わります。
Wordの原稿で、2種類の引用符を使いました。
これをInDesignに配置すると、下のように変な具合になりますが、
実は、書体を変更するだけで、正しく表示されます。
リュウミンでは、問題なく表示されます。
ヒラギノ明朝を試すと、正しく表示されません。
引用符(ダブルクォーテーション)の解決策は、ふたつ。
根本的な解決策は、「InDesignで引用符をどうすればいいのか – ものかの」に詳しいです。
※44のバージョンはccではないので、試していません。
選択の条件は、
①検索文字列 → (?<=[A-Za-z])[,](?! )
置換文字列 → , ※半角スペースの入力を忘れないように
置換形式 → 修正箇所が目視できるように、念のため
②スペースが挿入されました↓
一括で、見出しの飾り枠を配置する方法です。
目次
①デザインします。
飾り枠はイラストレーターで作り、配置しただけです。
まだ、アンカーを付けません。
②オブジェクトスタイルを作って、あてます。
③ライブラリーに登録します。
④原稿に、記号をつけておきます。
ここでは★を使います。
⑤検索と置換です。
このとき、見出しの段落スタイルを指定します。
⑥アンカー付きオブジェクトとして配置されましたが、まれにレイアウトが崩れているときがあります。
⑦段落スタイルのオーバーライドを消去すると、
⑧修正されます。
全ページの見出しを一括で処理できます。
InDesignでは、《》をよく使います。
というか、《》類がないと生きてけないくらい。
例えば下の原稿↓
検索置換は↓
検索文字列 → (《)(.+?)(》)
置換文字列 → $2
置換形式 → 文字スタイルを指定します。
結果は↓
これだけで十分感動していただけたと思うのですが、さらに細かく検索と置換ができます。
例えば、ゴシック体の行だけ、赤い文字にしてください。
ほれ、このとおり↓
このように、細かく指示ができます。
自動的に色や書体を変える方法です。
これは役に立つ機能です。
いろんな手法があります。
一番わかりやすいのは、かっこ()のなかだけを色文字にします。
例えばこれ↓
段落スタイルの正規表現スタイルに指示します。
「(」から「)」まで、青い色にしなさい、と。
テキストという箇所に入力する暗号が、正規表現と呼ばれる一種のプログラムです。
これについては44も勉強中なので、その都度、質問してください。
文字を入れるだけで、かっこ()とそのなかの文字は、自動的に青い色になります↓
数字だけなら↓
数字だけを色変えしなさい!
という指示です。
こうなります↓
かっこではなく、スペースを使うと↓
便利な具合を動画にしました↓
条件を工夫すると、好きなように文字スタイルをあてられます。
検索と置換で、「・」で始まる行に段落スタイルをあてます。
下の赤い囲みの箇所です。
用意する段落スタイルです。
インデントを指定します。
1字下げのない文字組みにします。
検索文字列 → ^・
置換形式 → 用意した段落スタイルにします。
置換されました↓
中黒の問題はふたつ、
記事「中黒を左右中心に揃える一番簡単な方法」という解決がありますが、ここで中黒を区別します↓
文頭の少し大きい中黒は、Unicodeの25E6↓
ユーザ辞書に登録します↓
ここから本題です↓
原稿です↓
文頭の中黒をひとつ選択し、controlを押してクリックすると、「検索に選択した字形を読む込み」を選べます↓
赤枠部分に、いまの中黒の情報が出ます↓
字形の置換に、「なかぐろ」と入力するとユーザ辞書に登録した25E6がでます↓
ここで問題発生!
原因は不明ですが、上の青枠に白い中黒が出ることがあります。
対策は、下の三角形をクリックし↓
「最近使用した字形」を選び↓
該当の中黒をクリックすると、字形は黒くなります。
この辺、よくわからない。。。。。
対策、ここまで。
本題に戻ります。
検索をクリックし、
置換をクリックすると、
1箇所だけ、置換されました↓
置換された中黒だけを選んで、
検索と置換をします。
検索文字列 → ^・ ←記号の ^ と普段の中黒です。
置換文字列 → クリップボードの内容(書式設定あり)
文頭の中黒だけ大きくなり、左右中心揃えです。
蛇足ですがこのとき、段落スタイルを指示すると↓
インデントをつけられます↓
段落スタイルの設定は↓
InDesignの地図です。
① | 見出しのオブジェクト | 記事→ |
② | 見出し | |
③ | 見出しの前の1行アキ | 記事→ |
④ | 特定語句の見出し | 記事→ |
⑤ | ルビ | 記事→ |
⑥ | 条件語句に文字スタイル | 記事→ |
⑦ | 対談 | 記事→ |
⑧ | :の位置を揃える | |
⑨ | 下線 | 記事→ |
⑩ | 強調文字 | |
⑪ | 文中のイラスト | 記事→ |
⑫ | カンマやピリオドで揃える | 記事→ |
⑬ | 段分割 | 記事→ |
⑭ | 連番/自動番号(箇条書き) | 記事→ |
⑮ | インデント | 記事→ |
⑯ | 表の始まる位置を行送りにあわせる | 記事→ |
⑰ | 本文にあわせた柱(テキスト変数) | 記事→ |
⑱ | 表のヘッダーを次のページにも | 記事→ |
⑲ | タブ | 記事→ |
⑳ | 【】を目印に、検索と置換で段落と文字のスタイルをあてる | 記事→ |
㉑ | 文頭の網をとる | 記事→ |
㉒ | 本文中に枠囲みの文字を入れる | 記事→ |
㉓ | かっこ不揃い | 記事→ |
㉔ | ふた桁以上の全角数字を半角にする | 記事→ |
㉕ | 条件付きで文字スタイルをあてる | 記事→ |
㉖ | 中黒等の字形(記号)※中黒を左右中心に→「中黒問題①文中と文頭が同じ②左右中心にない」 | 記事→ |
本文の中で、「第」と「章」に挟まれた数字だけに文字スタイルをあてます↓
本文の段落スタイルの正規表現スタイルを設定します↓
テキスト欄 → (?<=第)\d+(?=章)