自動的に色や書体を変える方法

自動的に色や書体を変える方法です。

これは役に立つ機能です。

いろんな手法があります。

一番わかりやすいのは、かっこ()のなかだけを色文字にします。

例えばこれ↓


段落スタイルの正規表現スタイルに指示します。

「(」から「)」まで、青い色にしなさい、と。

テキストという箇所に入力する暗号が、正規表現と呼ばれる一種のプログラムです。

これについては44も勉強中なので、その都度、質問してください。


文字を入れるだけで、かっこ()とそのなかの文字は、自動的に青い色になります↓


数字だけなら↓


数字だけを色変えしなさい!

という指示です。

こうなります↓


かっこではなく、スペースを使うと↓

便利な具合を動画にしました↓


条件を工夫すると、好きなように文字スタイルをあてられます。

  1. かっこに挟まれているとか
  2. スペースや中黒、タブ以降の文字とか
  3. 数字だけ
  4. 英語だけ
  5. そのほか、知恵しだい

中黒問題①文中と文頭が同じ②左右中心にない

中黒の問題はふたつ、

  1. 箇条書きの中黒「・」と、文中の中黒「・」が同じ
  2. 文頭にある箇条書きの中黒が、左寄りで左右中心にない


記事「中黒を左右中心に揃える一番簡単な方法」という解決がありますが、ここで中黒を区別します↓


文頭の少し大きい中黒は、Unicodeの25E6↓


ユーザ辞書に登録します↓


ここから本題です↓


原稿です↓


文頭の中黒をひとつ選択し、controlを押してクリックすると、「検索に選択した字形を読む込み」を選べます↓


赤枠部分に、いまの中黒の情報が出ます↓


字形の置換に、「なかぐろ」と入力するとユーザ辞書に登録した25E6がでます↓

ここで問題発生!

原因は不明ですが、上の青枠に白い中黒が出ることがあります。


対策は、下の三角形をクリックし↓


「最近使用した字形」を選び↓


該当の中黒をクリックすると、字形は黒くなります。

この辺、よくわからない。。。。。

対策、ここまで。


本題に戻ります。

検索をクリックし、


置換をクリックすると、


1箇所だけ、置換されました↓


置換された中黒だけを選んで、


検索と置換をします。

検索文字列 → ^・ ←記号の ^ と普段の中黒です。

置換文字列 → クリップボードの内容(書式設定あり)


文頭の中黒だけ大きくなり、左右中心揃えです。


蛇足ですがこのとき、段落スタイルを指示すると↓


インデントをつけられます↓


段落スタイルの設定は↓

InDesignの地図

InDesignの地図です。

     
見出しのオブジェクト 記事→
見出し
見出しの前の1行アキ 記事→
特定語句の見出し 記事→
ルビ 記事→
条件語句に文字スタイル 記事→
対談 記事→
:の位置を揃える
下線 記事→
強調文字
文中のイラスト 記事→
カンマやピリオドで揃える 記事→
段分割 記事→
連番/自動番号(箇条書き) 記事→
インデント 記事→
表の始まる位置を行送りにあわせる 記事→
本文にあわせた柱(テキスト変数) 記事→
表のヘッダーを次のページにも 記事→
タブ 記事→
【】を目印に、検索と置換で段落と文字のスタイルをあてる 記事→
文頭の網をとる 記事→
本文中に枠囲みの文字を入れる 記事→
かっこ不揃い 記事→
ふた桁以上の全角数字を半角にする 記事→
条件付きで文字スタイルをあてる 記事→
中黒等の字形(記号)※中黒を左右中心に→「中黒問題①文中と文頭が同じ②左右中心にない 記事→

 

 

〈InDesignの地図〉㉔ふた桁以上の全角数字を半角にする

横組みは、ひと桁は全角。

ふた桁以上は半角。

下の黄色は、半角です↓


検索と置換で、全角数字のふた桁以上に文字スタイルをあてます↓


全角数字のふた桁以上に文字スタイルがあたりました↓


検索と置換で、半角します↓


半角に置換されました↓


置換形式を「なし」にすると↓


置換後の文字色は墨になります↓

〈InDesignの地図〉⑳【】を目印に、検索と置換で段落と文字のスタイルをあてる

【】を目印にして、検索と置換で段落スタイルをあて、段落スタイルの正規表現スタイルで、文字スタイルを適用します↓


原稿には、本文の段落スタイルをあてます↓


検索と置換で、段落スタイル「【】で始まる段落」をあてます↓


段落スタイル「【】で始まる段落」の正規表現スタイルは↓


全行一括で変換されました↓

〈InDesignの地図〉⑨下線/⑩強調

下線、強調などの文字スタイルは、検索と置換で一括変換します。


該当箇所をかっこ ⊆⊇≦≧∈∋⊂⊃ 類で挟みます。

例えば↓


検索と置換は↓

 


結果↓


検索と置換は保存できます。

マークをクリックして、名前をつけて、OKをクリック↓


超便利だけど、少しだけ高度な技


「クエリ」をクリックすると、さきほど保存した「下線」を選べます↓

クエリをたくさん保存して、一発ですべてを変換することもできます。

記事→「見出しの頭に記号を付けて、段落スタイルを作って、正規表現を使った検索と置換をスクリプトに入れて、一括で変換することの気持ちのいいこと。

〈InDesignの地図〉⑦対談/⑧:の位置を揃える

AとBのふたつの方法があります。

最初はA、慣れたらBを使ってください。


A. 対談用の段落スタイルを作り、正規表現スタイルを使います。

文頭の「:」のつく名前だけ、文字スタイルがあたります↓


正規表現スタイルは↓


文頭の名前にだけ文字スタイルがあたりましたが、「:」のラインが揃っていません↓


「:」を揃えるための文字スタイルを用意します↓


対談用の段落スタイルの正規表現スタイルに、新しく↓


「:」 のラインが揃いました↓


検索と置換方式↓


B. すべて、本文の段落スタイルをあてます↓

 


検索と置換をします↓


該当行にだけ、対談の段落スタイルがあたります↓

〈InDesignの地図〉⑥条件語句に文字スタイルをあてる

条件語句とは、例えば本文中にある

1,234円のような金額だけに文字スタイルがあたります↓

お尻に「円」がつかない数字、数字のつかない「円」は選ばれません。


本文の段落スタイルの正規表現スタイルの機能です↓

テキスト欄→ (?<=.)[\d,]+円(?=.)


ほかにも、「君」付きの「佐藤」だけを選ぶとか↓