質問→縦組みで、略語は全角英語で立てる、欧文は半角英語で寝かす方法(Word編)

縦組みで、

・略語は全角英語で立てて

・欧文は半角英語で寝かします。

Wordで整えます。

まず、すべての英語を半角にするために

検索対象を [A-Za-zA-Za-z] として、検索します。

半角に変換します。

すべての英語が半角になりました。

検索対象を、[A-Z]{2,} にして検索し、大文字だけの文字を選びます。

全角に変換します。

これで、

・略語は全角英語

・欧文は半角英語

になりました。

InDesignに配置すると、

デザインにかかる前に〈その1〉

デザインをするときは、すぐに装飾にかからないこと。

いきなり色や書体や地紋や枠の飾り等を考えたりしないで、まず、各要素のボニューム感を掴んでください。

それが大事!

ポイントは、基準値ざっくり感です。

①マージンにガイドをひきます

44のマージンの基準値は、天地左右20ミリ←状況に応じて修正するので、ざっくりと。悩まずに。

②原稿を配置する

  • 2、3番目に文字の多いもの(一番文字の多い原稿は、特別処理するので)
  • 数字は、「1」以外。ふた桁があるなら、ふた桁に
  • 級数書体は、自分の基準値で。ここではデザインを考えない。

③線をひいて、各ブロックの面積比を感じてみる

  • 数字を大きくしてみた←深く考えないで、ざっくりと

④枠で囲んでみる

  • ざっくりと。はみ出てもいいのです。

⑤枠のなかに文字を収めてみる

  • 44のマージンの基準値は、ふた文字分←あとで調整するのでざっくりと

⑥ボリュームの確認

  • これまた、ざっくりと

この段階を料理に例えると、仕入れた野菜や果物の味を確かめた感じです。

今日のキャベツはいつもより甘いとか、酸っぱいとか。

味を確かめてから、今回、どう料理するか考えます(と思うのです)。

各ブロックの文字の量やバランスを感じてから、はじめてデザインにかかります。

繰り返しますが、ここまでは、基準値とざっくり感でOK。

続きはこちら↓

基準値は、気に入ったデザインを真似てください。

シンプルに、簡単に。

『しごとのきほん くらしのきほん 100(松浦弥太郎・著)』に

時間をかければ質が上がるというのは誤解です。

大切なのは、余計なことをしないこと。

「何をするべきか」ではなく「何をしないか」を考えること。

シンプルで簡単なほうが人と共有できるし、トラブルが起きた時の軌道修正もスムーズです。

「時間をかければ質が上がるというのは誤解です」とあります。

44も、“かけた時間”ではないと思います。

「大切なのは、余計なことをしないこと」とあります。

余計なことをしない、これが意外に難しく、ついつい書体をたくさん使ったり、飾りを増やしたり、色を増やしたり、無理やりスペースを埋めようとしたりしがちです。

そして、

「シンプルで簡単なほうが人と共有できるし、トラブルが起きた時の軌道修正もスムーズです」

ゴテゴテにデザインしすぎると、軌道修正できなくなります。

時間をかけたぶん、アイデアを盛り込んだぶん、修正したくなくなるし、整合性がとれなくなってゆく。

デザインするときは、シンプルに!

そう心がけるだけで、ずいぶん違ってきます。

整列の「マージンに揃える」

便利なんだけど、意外に使われていない気がします。

整列の「マージンに揃える」です。

整列「マージンに揃える002」
InDesignの整列「マージンに揃える」は、やっぱ便利って話。

使っていますか?

超基本的な、検索と置換の正規表現の指定の仕方

超基本的な、検索と置換の「正規表現」の指定の仕方です。

※目次や索引のノンブルの前の点々『・・・・・(リーダー罫線)』で、「右寄せインデント」を使いました。

InDesignで、検索と置換の「正規表現」を指定する方法

正規表現の呪文はたくさんあるので、これですべての指示できるわけではありませんが。

正規表現の [ ] の使い方

下の検索と置換では、★だけが選ばれます。

★と「あ」の文字を選択するときは、[ ] で挟みます。

★と「あ」と数字を選ぶときは、[★あ\d]

この [ ] については、「InDesign CS3 正規表現一覧」に

たとえば、正規表現「[abc]」と書いた時、文字「a」または「b」または「c」にマッチする。また、「[a-c]」と範囲を指定できる(この時の範囲はUnicode順)。さらに「[^abc]」は「abc」以外の文字にマッチする。この時、気をつけなければならないのは、[^abc]は改行文字も含んでしまうこと。「.」が改行文字を含まないことに慣れてしまうと、ついついやってしまいがちなミス。

とあります。

複数の記号類をまとめて置換する方法

目次や索引の原稿のノンブルの前のアキは、不統一のことが多いです。

スペースだったり、3点リーダーだったり、タブだったり。

数もまちまち。

これを一挙に置換します。

検索と置換の正規表現は、

①タブは、\t

②全角スペースは、~(

③半角スペースは、直接半角スペースを入力します。

④…は、直接入力します。

⑤記号類はまとめて、[~(\t…]

⑥上の正規表現を ( ) で挟み、

⑦ {1,}を続けます。

よって、

  • 検索文字列 → ([~(\t…]){1,}(\d)
  • 置換文字列 → ●$2

一挙に置換できます。

記号類が混在していても

置換されます。

正規表現の [ ] については、

素人による正規表現の説明

検索と置換の正規表現の解説です。

素人なので、厳密には間違っていると思うのだけど。

まず、検索文字列。

ここで検索しているのは、「スペースがひとつ以上あって、その次に数字が来るもの」です。

正規表現の呪文は、

\s → スペースを表します。

{1,} → ひとつ以上という意味です。

\d → 数字です。

数字をスペースを半角のかっこ ( ) で囲みます。

(\s){1,}(\d)

全体の意味は、

①スペースがひとつ以上あって ←ひとつめの条件

②数字がある ←ふたつめの条件

半角のかっこ ( ) で囲むことによって、ふたつの条件に順番がつきます。

この順番が、次の「置換文字列」で活きてきます。