Wordの「高度な検索と置換」は呪文のような記号で、魔法をかけます。
下の例文から、[ ]と[ ]に挟まれた文字を選択します。
[ ]は半角です。
この魔法は、とても役に立つ魔法です。
①「検索対象」に [ を入力しますが、検索されません↓
[ は、検索条件で使われる呪文なので、検索されないのです。
②そこで「検索対象」に呪文を足して \[ とすると、
[ が選択されました↓
\ は、検索対象であることを指示するための呪文です。
つまり [ ] を検索するには、呪文を足して、[ を \[ にし、] は \] です。
③「検索対象」に ? という呪文を足して、 \[?\] と入れると、
[ ] と [ ] に挟まれた文字がひとつだけ選択されます↓
\[?\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をひとつ、という意味です。
④「検索対象」に \[??\] と入れると、 [ ] と挟まれた文字がふたつだけ選択されます。
\[??\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をふたつ、という意味です。
? の数だけ、文字数が増えます。
⑤「検索対象」に \[???\] と入れると、 [ ] と挟まれた文字がみっつだけ選択されます。
\[???\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をみっつ、という意味です。
⑥「検索対象」に \[*\] と入れると、 [ ] と挟まれた文字が数に関係なく選択されます。
\[*\] は、[ ]と[ ]に挟まれた文字をゼロ以上、という意味です。
上の赤い枠で囲まれた箇所は、文字がないのに選択されました。
Wordの高度な検索と置換は、InDesignの正規表現と似ています。
本文組みで活躍する技です。
まとめ
- [ ] のように、選択されない記号がある。
- 選択されない記号には、前に \ をつける。例)\[
- ? → 任意の文字をひとつ ※任意の文字とは、なんでもいいから文字、という意味です。
- ? の数だけ、選択される文字が増えます。
- * は、任意の文字をゼロ以上、という意味です。
? * \ のような呪文を使って、高度な検索と置換をするという話なんですが、わかりますかね?
いまはまだ、雰囲気だけを感じてください。
OK!
高度な検索と置換で原稿を整えてもらえるようになると、その後がスムーズですね!
目指しましょう!
編集者が興味を持ってくれると一番いいのですが、得てして勧めれば勧めるほど嫌がられるものだから、「さりげなく」披露したいです。
みんなが技を習得するまでは、宣伝しないほうがいいかも。
ara/44
見出しや本文強調、そのほか要素が多い手間のかかる本文ほど、活躍してくれます。
まず、Shimoに覚えてもらいましょう!
OK!
覚えます!
承知しました!
覚えます。
最初は難しく感じるけど、慣れると意外にそうでもないです。
OK