Word原稿をもらったら、最初にすること。〈横組み編その1〉ひと桁数字は全角、ふた桁以上は半角に揃える。

Word原稿をもらったら、最初にすること、横組み編その1です。

まず、数字。

  1. ひと桁数字は全角
  2. ふた桁以上は半角

に揃えます。

たいてい、数字は全角と半角が混ざっています↓

Wordの「高度な検索と置換」で、揃えます。


手順1

一度、すべての数字を全角にします。

「高度な検索と置換」を開き、下の画面の設定で、半角数字を探します。

検索対象に入力する文字は→ [0-9] ←半角で入力してください

青い部分が、検索された半角数字です↓

下の「文字種の変換」で、「全角」を選びます。

これで、半角数字が全角になりました↓

手順2

ふた桁以上の数字を半角に変換します。

「高度な検索と置換」を開き、検索対象に []{2,} と入力します。

注)赤い字だけ、全角で入力してください

注)検索対象の意味は、ふた桁以上の全角数字を選びなさい、です。

ふた桁以上の全角数字が選ばれました↓

次に、「文字種の変換」→「全角」とします↓

ふた桁以上の数字が、半角になりました↓

赤囲みの数字は、全角のままです。

これで、ひと桁の数字は全角。ふた桁以上は半角になりました。


テスト用原稿→数字の原稿01


 

InDesignにスクリプトを簡単に入れる(インストール)方法

スクリプトのデータをインストールする方法です。

スクリプトの「ユーザー」を選び、

controlを押してクリックすると、

Finderで表示されるので、スクリプトをドラッグ&ドロップします。

スクリプトが入りました。

参考にしたサイトは、「InDesignで「スクリプト」フォルダーにスピーディに移動するTips – DTP Transit」です。

サンプルテキストを作る手順

サンプルテキストを作る手順です。
※スタイル名の頭は、必ず★にします←ひと目でわかるように

  1. 1頁40字×20行(横組み)
  2. 文字を流し込む。4ページ分
  3. 一度、すべての文字を「★本文」スタイルに←重要です
  4. 2ページにひとつ「★見出し4行どり」スタイル
  5. 各ページにひとつ「★見出し3行どり」スタイル
  6. 各ページにふたつ「★見出し2行どり」スタイル
  7. 各ページにひとつ「★見出し1行どり」スタイル
  8. 各ページに4箇所「★強調」スタイル
  9. 各ページに4箇所「★下線」スタイル
  10. 各ページに2行「★箇条書き」スタイル←スタイル名から中黒を取る
  11. 各ページにひとつ「★コラム見出し2行どり」スタイル←スタイル名変更
  12. 各ページにひとつ「★コラム本文」スタイル←スタイル名変更
  13. すべてのスタイルの色を変える←本文は黒で、それ以外 ※練習しやすくするため
  14. 使っていないスタイルをスタイルウィンドウから消す

ざんへらの過去記事

過去の記事案内です↓

     
2020/03/05 通信010サンプルテキストを作る手順  
2020/01/07 ざんへら通信010  
2020/01/06 ざんへら通信009  
2020/01/05 ①InDesignで、特定の語句にだけ文字スタイルをあてる方法 ここに名前がない人は記事を読んで既読コメントを↓
②InDesignで、任意の英単語だけ縦組みにする方法です。
③InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のノンブルをデザインする。
④InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のデザインをする。
⑤InDesignで、丸付き数字の後ろだけ、字間を広げます(字送り500)→色や書体の変更も簡単
⑥InDesignの段落スタイルでインデント、先頭文字スタイルで文字スタイルをあてます。
2019/11/20 デザインすると負け。意味を考えて、少しだけ施すという感じ。 中下荒
検索置換の正規表現で、スペースを整理する。 下荒
2019/11/19 質問!数字と数字の間の点【.】だけを選択したい。 下荒
便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック 下荒
2019/11/18 デザインしないほうが、デザインしやすいです。
手順を追うだけで、いいデザインになります。
11月15日(金) ざんへらと正規表現とワイルドカード 中下荒
11月13日(水)  問題発生!二桁数字に下線(マーカー)をひけません!→やや解決しました。 下荒
10月18日 PDFの「注釈」を見落とさない、より便利な使い方 中下荒琴
9月23日(月) 44式、速くて、修正漏れの少ない、本文修正の手順です。 中下荒
8月29日(木) Wordでは、タブを表示してください。 下荒
単語と単語の間に、均等スペースを入れる技。 下荒
文字化け防止。Wordをテキスト化するときは、書式なし(.txt)のUnidode(UTF-8)です。
Wordの「高度な検索と置換」Bold指定を《》で挟む
中荒
Wordで、太字指定やスタイルの行頭に記号を付ける方法 下荒
[本文組み・かっこと記号編④]かっこと記号をユーザ辞書に登録
2019/08/07 原稿に記号とカッコをつける理由 中下荒琴
Wordで、英語と数字の半角←→全角をショートカットで替える方法

中下荒

2019/07/31 Wordで、段落を下げる方法 中下荒琴
Wordで、1行アキを削除する 中下荒琴
2019/08/12 nameが作成したオリジナルスタイル_002
8月10日(土)  nameが作成したオリジナルスタイル_001
8月12日(月)  Clipyというアプリを使っていますか?
7月5日(金)  Wordで、スタイルを流用する方法 中下荒琴
Wordで、オリジナルのスタイルを作る方法 中下荒琴
Wordで、1ページの文字数と行数を指定する方法 中下荒琴
2019/06/26 見出しにオブジェクトスタイルを使うなら、検索と置換で一括変換しないとぜんぜん得した気がしないです。

便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック

検索と置換を使うとき、置換形式に文字スタイル:M100を使うと便利です。

置換結果が色表示されるので、校正しやすいです。

ミスが減ります!

編集者に校正を出すときは、文字スタイルの色を変更します。

文字カラーを「黒」に変更すると、

M100が黒になります。

デザインすると意識しないほうが、いいデザインになります。

前回の記事「デザインしないほうが、デザインしやすいです。」を書き直しました。

いいデザインは、無理、無駄がありません。

自然体。

化粧に例えると、濃すぎないってことかな?

ファッションに例えると、帽子はウェスタンだけど、スカートはひらひらだったみたいなブレがない。

マッチョなカラダなのに、無理にチビTを着ているみたいな無理もない。

わかりますかね?


例えば、下の目次は同じ書体で同じ級数。

メリハリがないので、わかりにくいです。

デザインは、必要に応じて強弱をつけること、と思えば簡単です。

迷いません。


インデントで、強弱をつけました↓

これだけで、見やすくなったと思いませんか?


ここで約束事です。

InDesignでもWordでも、必ずスタイルを使います。

その方が修正しやすく、作業時間を短縮できます。


次に、書体の太さで強弱をつけます。

ページ数の多いアカデミックな書籍なら、これだけで納品できます。

もし、インデントと書体の太さだけでは寂しいと感じるなら、


文字の大きさで変化をつけます。


文字の大きさを変えるとインデントが不揃いになるので、調整します。


行間も不揃いになるので、調整します。

カタいビジネス書なら、このデザインで充分です。

でも、ハウツーものなら物足りないので、


書体を変えると、雰囲気が一気に変わります。


飾りに罫線を使ってみましょうか。


さらに、章題の文字に強弱をつけてみたり、線を増やしてみたり。

これまでの手順をまとめると、

①インデント

②太さ

③大きさ

④書体

⑤飾り

順番通りに進めば、無理、無駄のないデザインができるようになります。

修正もしやすいです。

Wordの高度な検索と置換で、第○章の行にスタイルをあてる方法

第○章の行に、スタイルをあてる方法です。

これを覚えると便利です。

原稿はこれ↓

検索対象 → 第[0-90-9]{1,2}章

「置換後の文字列」の空欄を触ってから、「スタイル」を選びます。

「書式」にスタイル名が表示されたところで、「すべてを置換」をクリック

スタイルが適用されました。

この適用されたスタイルを、InDesignのスタイルとリンクさせることができます。

自動リンクなので、早くて間違いがありません。

Wordの高度な検索と置換で、数字を3桁区切りにする方法

 

下に数字が並んでいます。

3桁区切りにする方法です。

高度な検索と置換を使います。

検索対象 → ([0-9]{1,3})([0-9]{1,3}) 

意味 → 半角数字の1桁以上3桁未満が2つ連続したもの

置換後の文字列 → \1,\2

意味 → 結果の1番目と2番目の間に、 , を入れる

結果は↓

変なところに、, が入りました。

間違いです。

そこで、下の画面の箇所を「上へ」に変更すると、

正しく、, が挿入されました。

ほかの方法もあります。

 

検索対象 → ([0-9])([0-9][0-9][0-9][!0-9])

置換後の文字列 → \1,\2

 


テスト用原稿→数字の原稿02


参考にしたサイトは→「3桁区切り検索と置換」です。