ざんへらの過去記事

過去の記事案内です↓

     
2020/03/05 通信010サンプルテキストを作る手順  
2020/01/07 ざんへら通信010  
2020/01/06 ざんへら通信009  
2020/01/05 ①InDesignで、特定の語句にだけ文字スタイルをあてる方法 ここに名前がない人は記事を読んで既読コメントを↓
②InDesignで、任意の英単語だけ縦組みにする方法です。
③InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のノンブルをデザインする。
④InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のデザインをする。
⑤InDesignで、丸付き数字の後ろだけ、字間を広げます(字送り500)→色や書体の変更も簡単
⑥InDesignの段落スタイルでインデント、先頭文字スタイルで文字スタイルをあてます。
2019/11/20 デザインすると負け。意味を考えて、少しだけ施すという感じ。 中下荒
検索置換の正規表現で、スペースを整理する。 下荒
2019/11/19 質問!数字と数字の間の点【.】だけを選択したい。 下荒
便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック 下荒
2019/11/18 デザインしないほうが、デザインしやすいです。
手順を追うだけで、いいデザインになります。
11月15日(金) ざんへらと正規表現とワイルドカード 中下荒
11月13日(水)  問題発生!二桁数字に下線(マーカー)をひけません!→やや解決しました。 下荒
10月18日 PDFの「注釈」を見落とさない、より便利な使い方 中下荒琴
9月23日(月) 44式、速くて、修正漏れの少ない、本文修正の手順です。 中下荒
8月29日(木) Wordでは、タブを表示してください。 下荒
単語と単語の間に、均等スペースを入れる技。 下荒
文字化け防止。Wordをテキスト化するときは、書式なし(.txt)のUnidode(UTF-8)です。
Wordの「高度な検索と置換」Bold指定を《》で挟む
中荒
Wordで、太字指定やスタイルの行頭に記号を付ける方法 下荒
[本文組み・かっこと記号編④]かっこと記号をユーザ辞書に登録
2019/08/07 原稿に記号とカッコをつける理由 中下荒琴
Wordで、英語と数字の半角←→全角をショートカットで替える方法

中下荒

2019/07/31 Wordで、段落を下げる方法 中下荒琴
Wordで、1行アキを削除する 中下荒琴
2019/08/12 nameが作成したオリジナルスタイル_002
8月10日(土)  nameが作成したオリジナルスタイル_001
8月12日(月)  Clipyというアプリを使っていますか?
7月5日(金)  Wordで、スタイルを流用する方法 中下荒琴
Wordで、オリジナルのスタイルを作る方法 中下荒琴
Wordで、1ページの文字数と行数を指定する方法 中下荒琴
2019/06/26 見出しにオブジェクトスタイルを使うなら、検索と置換で一括変換しないとぜんぜん得した気がしないです。

〈テキスト加工〉無駄なスペースを削除する/マーキングする

えてして、原稿には意味のない空白スペース(タブを含む)が入っています。

邪魔です。


検索置換で、空白スペースにマーキングします。

  • 検索文字列 \s
  • 置換形式 文字スタイル 下線Y100 ※下線のマーキングは便利。いつでも消去できます。

下の黄色の箇所は、マーキングされた空白スペースです。


まず、文頭のスペースだけを選択します。

検索文字列が ^\s だと、全部選ばれません。よーく見てください。黄色は、各行にスペースがひとつだけ。

検索文字列を ^\s+ に変更すると、全部選ばれました。

文頭のスペースを削除するために、

  • 検索文字列 ^\s+
  • 置換文字列 なにも指定しない

削除されました。


次に、文末のスペースを選びます。

検索文字列が \s\r だと、各行にひとつしか選ばれません。

そこで、検索文字列を \s+\r に変更すると、すべて選ばれたようですが、実は最後の行の文末は選ばれていません。そこで、

最後の行で、改行をいれます。

文末にある全部の空白が選択されました。

選ばれたスペースを削除するため、

  • 検索文字列 \s+\r
  • 置換文字列 \r

とすると、削除されます。


文頭のスペースと文末のスペースを削除したあと、

  • 検索文字列 \s
  • 置換形式 下線Y100

とすると、

文中のスペースが、マーキングされます。

必要なものもあるので、無駄なスペースは目視で探すことになります。

校正時、あるいは納品時に、文字スタイルの下線Y100の色を消しましょう

文末のスペースとタブを削除する

下の原稿の黄色の箇所は、

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • タブ

が混在しています。

文末のスペースとタブだけを削除して、文頭と文中のものは残します。

文末のスペースとタブだけを見える化すると、

下のようになりますが、最後の行の文末だけ選ばれません。そこで

最後の行に改行を入れます。

選択されました↓

文末のスペースとタブを削除します。

  • 検索文字列 → [\s]+\r
  • 置換文字列 → \r

文末のスペースとタブが削除されましたが、文頭と文中はそのままです。

行頭のスペースとタブを削除する

行頭の黄色の箇所に、

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • タブ

が混在しています。

すべて削除します。

検索文字列 → ^\s+(.+?) ※これでタブも含まれます。\sは、[ \t\r\n]と同じ

置換文字列 → $1

行頭のスペースがなくなりました。

半角の()を全角に変換

半角の()と全角の()が混在しているので、すべて全角に統一します。

検索文字列 → [((](.+?)[))] ※(.+?)がミソです。

置換文字列 → ($1)

統一できました↓

毎回使える便利な正規表現→目次の無駄な空白スペースを右インデントタブに置き換える(章のうしろ)

下の原稿の黄色い箇所が、

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • タブ

で入り乱れています。

これをタブで統一します。

検索文字列 → (?<=章)[\t~(] ※★は半角スペースです。

置換文字列 → \t

ひとつのタブで統一されました。

この正規表現は、何度も使いまわせます。

毎回使える便利な正規表現→目次の無駄な空白スペースを右インデントタブに置き換える(行頭)

下の原稿の黄色い箇所は、

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • タブ

が入り乱れています。

これをタブに統一します。

 

検索文字列 → (^[\t~(★]+) ※★は半角スペースです。

置換文字列 → \t

ひとつのタブに統一されました。

この正規表現は、毎回使いまわせます。

毎回使える便利な正規表現→目次の無駄な空白スペースを右インデントタブに置き換える(ノンブルの前)

下の原稿の黄色の箇所は、

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • タブ

が入り乱れています。

これらをすべて「右インデントタブ」に統一します。


正規文字列 → [\t~(]+(\d+\r)  ※★は半角スペースです。

置換文字列 → ~y$1


黄色い箇所が、すべて右インデントタブになりました。

とても簡単です。

毎回使える正規表現です。