目次のデザインは、少しずつ。

デザインは、重要度にあわせて少しずつ進むといいです。

道に迷わないし、行き過ぎた装飾したとき、戻りやすい。

  • はじめは、インデントとタブでメリハリをつける
  • 装飾は最後に

原稿からスペースを削除し、タブに置き換えます。

下の赤い四角がスペースです。

検索と置換で、タブに置き換えます。

下の青い箇所がタブです。

項目の重要度にあわせて、タブとインデントを調整します←超重要

大項目は、一番左。

中項目は、右へ下げる。

小項目は、さらに右へ。

ノンブルを右揃えにしました。

重要度にあわせて、字の大きさで差別化をします。

中項目の数字は、書体を変えて、お尻揃え。

ノンブルの前に点線を入れました。

アクセントをつけました。

アクセントが物足りなければ、少し大きく。

線をひいて、章ごとにメリハリをつけます。

物足りなければ、太くしたり、アミにしたり。

2行になるときの処理をお忘れなく←超重要

ざんへらの過去記事

過去の記事案内です↓

     
2020/03/05 通信010サンプルテキストを作る手順  
2020/01/07 ざんへら通信010  
2020/01/06 ざんへら通信009  
2020/01/05 ①InDesignで、特定の語句にだけ文字スタイルをあてる方法 ここに名前がない人は記事を読んで既読コメントを↓
②InDesignで、任意の英単語だけ縦組みにする方法です。
③InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のノンブルをデザインする。
④InDesignの段落スタイルの正規表現スタイルで、目次のデザインをする。
⑤InDesignで、丸付き数字の後ろだけ、字間を広げます(字送り500)→色や書体の変更も簡単
⑥InDesignの段落スタイルでインデント、先頭文字スタイルで文字スタイルをあてます。
2019/11/20 デザインすると負け。意味を考えて、少しだけ施すという感じ。 中下荒
検索置換の正規表現で、スペースを整理する。 下荒
2019/11/19 質問!数字と数字の間の点【.】だけを選択したい。 下荒
便利な技です→校正しやすくするために、文字に色を着ける→校正を出すときは、色を消すというテクニック 下荒
2019/11/18 デザインしないほうが、デザインしやすいです。
手順を追うだけで、いいデザインになります。
11月15日(金) ざんへらと正規表現とワイルドカード 中下荒
11月13日(水)  問題発生!二桁数字に下線(マーカー)をひけません!→やや解決しました。 下荒
10月18日 PDFの「注釈」を見落とさない、より便利な使い方 中下荒琴
9月23日(月) 44式、速くて、修正漏れの少ない、本文修正の手順です。 中下荒
8月29日(木) Wordでは、タブを表示してください。 下荒
単語と単語の間に、均等スペースを入れる技。 下荒
文字化け防止。Wordをテキスト化するときは、書式なし(.txt)のUnidode(UTF-8)です。
Wordの「高度な検索と置換」Bold指定を《》で挟む
中荒
Wordで、太字指定やスタイルの行頭に記号を付ける方法 下荒
[本文組み・かっこと記号編④]かっこと記号をユーザ辞書に登録
2019/08/07 原稿に記号とカッコをつける理由 中下荒琴
Wordで、英語と数字の半角←→全角をショートカットで替える方法

中下荒

2019/07/31 Wordで、段落を下げる方法 中下荒琴
Wordで、1行アキを削除する 中下荒琴
2019/08/12 nameが作成したオリジナルスタイル_002
8月10日(土)  nameが作成したオリジナルスタイル_001
8月12日(月)  Clipyというアプリを使っていますか?
7月5日(金)  Wordで、スタイルを流用する方法 中下荒琴
Wordで、オリジナルのスタイルを作る方法 中下荒琴
Wordで、1ページの文字数と行数を指定する方法 中下荒琴
2019/06/26 見出しにオブジェクトスタイルを使うなら、検索と置換で一括変換しないとぜんぜん得した気がしないです。

デザインすると意識しないほうが、いいデザインになります。

前回の記事「デザインしないほうが、デザインしやすいです。」を書き直しました。

いいデザインは、無理、無駄がありません。

自然体。

化粧に例えると、濃すぎないってことかな?

ファッションに例えると、帽子はウェスタンだけど、スカートはひらひらだったみたいなブレがない。

マッチョなカラダなのに、無理にチビTを着ているみたいな無理もない。

わかりますかね?


例えば、下の目次は同じ書体で同じ級数。

メリハリがないので、わかりにくいです。

デザインは、必要に応じて強弱をつけること、と思えば簡単です。

迷いません。


インデントで、強弱をつけました↓

これだけで、見やすくなったと思いませんか?


ここで約束事です。

InDesignでもWordでも、必ずスタイルを使います。

その方が修正しやすく、作業時間を短縮できます。


次に、書体の太さで強弱をつけます。

ページ数の多いアカデミックな書籍なら、これだけで納品できます。

もし、インデントと書体の太さだけでは寂しいと感じるなら、


文字の大きさで変化をつけます。


文字の大きさを変えるとインデントが不揃いになるので、調整します。


行間も不揃いになるので、調整します。

カタいビジネス書なら、このデザインで充分です。

でも、ハウツーものなら物足りないので、


書体を変えると、雰囲気が一気に変わります。


飾りに罫線を使ってみましょうか。


さらに、章題の文字に強弱をつけてみたり、線を増やしてみたり。

これまでの手順をまとめると、

①インデント

②太さ

③大きさ

④書体

⑤飾り

順番通りに進めば、無理、無駄のないデザインができるようになります。

修正もしやすいです。

デザインしないほうが、デザインしやすいです。

禅問答みたいなことを言いますが、デザインしないほうが、デザインしやすいです。

別の言い方をすると、デザインしないほうが、無駄のないいいデザインになります。

下の目次は、同じ書体で同じ級数なので見にくいです。

そこで、デザインをするかと思いきや、ただ、強弱だけをつけます。

デザインとは、極論すると強弱です。

まず、インデントをつけます↓

かなり見やすくなったと思いませんか?

さらに、書体で強弱を強めます↓

次に、文字の大きさを変えてみます↓

軽く、インデントの調整をします↓

読みやすくなりました。

デザインをするなら、ここから。

でも、ちょっとだけ。

もう少し整理して、続編を書きました→「手順を追うだけで、いいデザインになります。